ラグビーリパブリック

【ラグビーW杯 ハイライト動画】日本、後半にモールとラインアウトで崩される。3-26でベスト8敗退。

2019.10.20

ファフ・デクラークのタックルを受けながら前進するリーチ マイケル主将(Photo:Getty Images)

 日本が初めての準々決勝の舞台に立った。10月20日、東京スタジアムでラグビーワールドカップ準々決勝が行われ、日本は南アフリカと対戦。PGで差を広げられ、モールで押し込まれるなど2トライを失い、3-26で敗れた。アジアで初の開催となったワールドカップで、アジアから初の8強入りを果たした日本の戦いが、終わった。

 9月6日、大会前のテストマッチでは7-41で日本が敗れているカード。前半は日本が攻め続けながらも、南アの強力なディフェンスに遭い拮抗した内容で進んだ。4分にWTBマカゾレ・マピンピにトライを奪われ、前半19分にPGを奪って 3-5で後半を迎えた。

 前半ではっきりとしたのは日本のスクラムが互角に戦えること。南アがラインアウトモールに手応えを得ていること。時間が経つほど、南アの重いコンタクトは効いてくる。走り合いに持ち込みたいジャパンだが、南アは早々に二つPGを決めて(43分、46分) 3-11とリードをじわり、広げた。

 47分にSO田村優(→松田力也)、PR稲垣啓太(→中島イシレリ)、そして51分にNO8姫野和樹(→アマナキ・レレィ・マフィ)ら、ジャパンは基幹選手を次々と交代させていく。チームの消耗が激しい。

 57分、南アは日本から反則を引き出してPGを狙うが失敗。スコアは失わないものの、南アの圧力は8点差のまま増していた。

 61分、自陣からのハイパントを相手にキャッチされたところから、SHデクラークへの日本のタックルがハイタックルとなり、日本は3点を失う(南アのPG成功)。63分、3-14に。

 残り15分で11点差を追う日本だが、南アは、ここで強みをとことん押し出し、勝負をかけてきた。

 65分、SHデクラークが中央にトライ。中盤のラインアウトからモールを15メートル押し、崩れたところから走りきった。勝利を力強く、したたかに手繰った。G成功で3-21。

 18点差。残り10分。

 なんとか反撃の糸口を掴みたいジャパン。敵陣22㍍左で相手反則を得て、ゴール前ラインアウトに持ち込むが、ここへ来て日本は、ラインアウトで立て続けにマイボールを失った。

 69分、この敵陣ゴール前のラインアウトで奪われたボールを、一気に外へ運ばれ、トライ。3-26となった。

 さらに交代選手を入れて奮闘した日本だが、スコアは変わらず。3-26で、日本の挑戦は終わった。

Exit mobile version