ラグビーリパブリック

ラグビーW杯日本大会 プール戦で観客動員延べ128万人超え

2019.10.15

すばらしい交流。日本、スコットランド、サモアのファン。神戸にて(Photo: Getty Images)

 ラグビーワールドカップ2019日本大会組織委員会は、10月13日までに終了したプール戦の、中止となった3試合を除く37試合で、観客動員数は延べ128万人を超え、1試合の平均観客数は34,596人を記録したと発表した。

 最多は、13日に横浜国際総合競技場でおこなわれた日本×スコットランド戦の6万7666人。観客動員数上位10試合のうち、日本戦以外の7試合の平均観客数も5万1439人を記録するなど、局地的ではない盛り上がりを示している。
 チケット販売も好調に進み、現在までに180万枚を超える販売があり、販売可能席の約99%が販売済みになっているという。決勝トーナメントの試合についても、リセール等により試合直前までチケット購入のチャンスがある。

■公式チケットサイト(www.tickets.rugbyworldcup.com

 各開催都市で試合観戦等を楽しめる無料のファンゾーンは、全国16か所で開催され、プール戦期間中、全会場合計で約86万4000人が来場したという。また、1日の最大来場者数は、日本×サモア戦がおこなわれた10月5日の15万4165人(速報値)となっている。

 大会組織委員会によれば、世界中のファンから注目を集めるラグビーワールドカップは、公式デジタルチャネルの反響も日を追うごとに非常に大きくなっており、国内の公式SNSのフォロワー数は、大会開幕直前と比較してツイッターで増加率231%(9万9769フォロワー → 23万406フォロワー)と急激にその注目度を増している。

 日本語Twitterアカウントだけで、開幕からの期間中の投稿を合計すると、3億4000万以上のインプレッション(表示回数)を記録。主だった投稿としては、釜石の試合が中止発表された数時間後に、カナダチームが台風の被害があった地域でボランティア活動をしている様子の写真が、同アカウントとして過去最高の13万リツイートを記録し、1300万人の閲覧につながったという。また、日本×アイルランド戦後に投稿した動画は410万回再生されている。

 一般の方によるTwitter投稿も含めると、期間中に「ラグビー」というキーワードが入った投稿が、280万回以上されていたというデータがある(組織委員会委託の外部調査会社調べ)。これは、延べ82億人以上のユーザーのタイムラインに上記投稿が配信された可能性があるということを示している。

 また、大会公式YouTubeで配信している大会映像は、開幕からの10日間(9月20日~29日)だけで、前回大会の期間合計(2015年9月18日~10月31日)再生時間を超えるなど公式動画への高い注目度も示している。

 ワールドラグビーのビル・ボーモント会長は、「この感動的なラグビーワールドカップのプール戦を通じて、最高のラグビーとすばらしい日本の雰囲気を体験することができました。ウェブ・エリス・カップ(優勝トロフィー)を目指す戦いは8チームに絞られましたが、このカップはその過程を楽しんだ全ての人のものです。現在、すばらしい雰囲気のスタジアムやファンゾーンから、ソーシャルメディア上まで、世界中のファンの皆様が友情、喜び、おもてなしの瞬間をさまざまな形で共有しています。また、開催都市はすばらしい役割を果たしてきました。過去の大会において、これほどまでに統一感を持ったすばらしい雰囲気はありませんでした。さらに、キャンプ地、宿泊ホテルのおもてなし、そして公開練習にこれほど多くの方が訪れことを見たことがありません。これは、本当に驚くべきものでした」とコメントした。

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