「ともかく日本が称賛に値する。日本のような相手に28点も失うと大変なことになる」
スコットランド代表のゲームキャプテンを務めたSHグレイグ・レイドローはワールドカップ準々決勝進出をかけた大一番をそう振り返った。
「ペースの速いゲームになることはわかっていた。それが日本のやり方だからだ。それでボールをキープするように努めた。後半は(日本の)スキを見つけたが、28点も失うと常に追う立場になってしまう」
前半6分に先制トライを奪ったスコットランドだが、序盤の勢いを保つことはできず、ボールキープに苦労した。
「ワイドオープンの攻撃は前半は十分にできなかったし、スクラムがひどかった。何が起こっているのかは自分でわからなかった。ボールに触るのにゆとりがなかった」(レイドロー)
21-28で敗れたスコットランドは、2011年大会以来、2度目のプールステージ敗退が決定。
「ここ4か月は特にハードワークをして決勝トーナメント進出を目指したので、非常に残念な結果になってしまった」と胸の内を明かしたグレガー・タウンゼント ヘッドコーチ。日本代表について訊かれると、「非常に結び付きの強いチームだ。ずっと一緒に過ごしてきたことがわかる。南アフリカ戦(準々決勝)は接戦になるだろう」とコメントした。