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【ラグビーW杯 ハイライト動画】 アイルランド8強入り確定、日本と同組で暫定1位に。14人でもサモアを圧倒。

2019.10.12

2トライを挙げたアイルランドのジョニー・セクストン(Photo: Getty Images)


 アイルランドがきっちりフルポイント(5ポイント)を獲得し、日本とスコットランドにプレッシャーをかけた。
 ラグビーワールドカップ2019日本大会は10月12日、プールA最終節のアイルランド対サモア戦が福岡・東平尾公園博多の森球技場でおこなわれ、初優勝へ向けてまずは準々決勝進出を決めたいアイルランドは、52分間を14人で戦うことになりながらも計7トライを挙げて47-5と圧倒。3勝1敗となって勝ち点を16に伸ばし、ベスト8入りが確定した。

 1試合を残して勝ち点14の日本は、13日のスコットランド戦で勝つか引き分け、あるいは負けてもボーナスポイント(4トライ以上で1点/7点差以内の負けで1点)を2点獲得すればアイルランドを上回り1位となる(勝ち点が同数で並んだ場合は、直接対決で勝っている日本が上位)。勝ち点10で現在同組3位のスコットランドは、少なくとも日本に勝たなければプールステージ敗退となる。
 サモアは1勝3敗(勝ち点5)で大会を終えた。

 アイルランドは前半3分、ラインアウトからモールで押し込み先制した。その後、サモアの選手が危険なタックルをしたとしてイエローカード、数的有利になったアイルランドは8分にも敵陣深くに入り、PRタイグ・ファーロングがパワフルに突進してインゴールにねじ込んだ。主導権を握り続けたグリーンジャージーの男たちはさらに20分、FBジョーダン・ラーマーが鋭く切り込み、SOジョニー・セクストンにつないで加点、リードを広げた。

退場を命じられたアイルランドのバンディー・アキをなぐさめるサモアのエド・フィドウ (Photo: Getty Images)

 一方、今大会ラストゲームで意地を見せたいサモアは25分、相手の反則もあって敵陣深くに入り、FWがパワープレー、キャプテンのNO8ジャック・ラムがゴールラインを越えてグラウンディングが認められた。

 28分にアイルランドのCTBバンディー・アキが危険なタックルでレッドカード、一発退場となり雲行きが変わるかと思われたが、世界ランキング4位の優勝候補は崩れなかった。ハーフタイム前にはゴール前のスクラムからショートサイドを攻め、SHコナー・マレーからボールをもらったSOセクストンが自ら勝負し、ボーナスポイント獲得となるチーム4トライ目を挙げた。

 26-5で迎えた後半、サモアの執念のディフェンスに手を焼いたアイルランドだが、47分(後半7分)にはFBラーマーが大外を抜けてゴールに持ち込み点差を拡大。その後、ディフェンス裏への絶妙なグラバーキックから得点するなど、2トライを追加し、快勝でベスト8入りを決めた。

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