ロシア戦から中3日で日本戦に臨むスコットランド代表が、先発メンバーを12人変えてきた。ラグビーワールドカップで過去最高成績は1991年大会の4位、プールステージ敗退は一度(2011年大会)しかないというヨーロッパの古豪にとっては絶対に負けられない戦いとなる。10月13日、横浜国際総合競技場で世界が注目する大一番。
スターティングメンバーに復帰した12選手のうち、4人は9日のロシア戦は後半途中から出場した選手だが、7人は完全休養を経てフレッシュな状態で日本戦に臨む。
4年前のワールドカップで日本を苦しめた大黒柱のSHグレイグ・レイドローも横浜決戦にターゲットを絞っていたひとりで、ゲームキャプテンを務める。レイドローは優秀なゴールキッカーでもあり、あと6得点でスコットランド代表史上3人目のワールドカップ通算100得点達成者となる。
同じく世界クラスのFBスチュアート・ホッグ、SOフィン・ラッセル、LOジョニー・グレイらもベストの状態で日本と激突する。
背番号7をつけるジェーミー・リッチーはロシア戦にベンチ入りしたが61-0と完勝した試合で出番はなく、こちらもエナジー満タンだ。
NO8のブレイド・トムソンはニュージーランド出身で今年8月にスコットランド代表デビュー。ハリケーンズやマオリ・オールブラックスでも活躍したタフガイであり、日本にとっては要注意のひとりだ。
9日のロシア戦でFLとして先発し30分間プレーしたフレイザー・ブラウンは、本職のHOに戻り、背番号2をつける。主将のHOスチュアート・マキナリーは2試合連続のベンチスタートとなる。
リザーブはFW5、BK3。総力戦だ。
<RWC2019 (プールA: vs 日本) スコットランド代表 試合登録メンバー>
1.アラン・デル 2.フレイザー・ブラウン 3.ヴィレム・ネル 4.グラント・ギルクリスト 5.ジョニー・グレイ 6.マグナス・ブラッドブリー 7.ジェーミー・リッチー 8.ブレイド・トムソン 9.グレイグ・レイドロー 10.フィン・ラッセル 11.ダーシー・グレアム 12.サム・ジョンソン 13.クリス・ハリス 14.トミー・シーモア 15.スチュアート・ホッグ
〔リザーブ〕
16.スチュアート・マキナリー 17.ゴードン・リード 18.ザンダー・ファーガソン 19.スコット・カミングス 20.ライアン・ウィルソン 21.ジョージ・ホーン 22.ピート・ホーン 23.ブレア・キングホーン