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ワールド女子セブンズシリーズ開幕! 第1戦は米国が制覇、東京五輪見据える日本は10位

2019.10.07

強豪NZに挑んだ日本のバティヴァカロロ ライチェル海遥(Photo: Travis Prior for World Rugby)


 2019-2020シーズンの「ワールドラグビー女子セブンズシリーズ」がアメリカのコロラド州グレンデールで開幕し、開催国のアメリカが第1ラウンドを制した。
 アメリカは大会2日目の現地時間10月6日、カップ準決勝で昨季総合チャンピオンのニュージーランドに19-17で競り勝ち、決勝では、来年東京でオリンピック2大会連続の金メダルを狙うオーストラリアに26-7で快勝した。

東京五輪金メダル候補の一角であるアメリカがワールドシリーズ初戦制覇
(Photo: Travis Prior for World Rugby)

 強豪チームが世界各地を転戦しながらシーズン総合順位を決めるワールドセブンズシリーズ。女子セブンズ日本代表は今年4月におこなわれた昇格決定大会に敗れワールドシリーズのコアチームではないが、今季第1ラウンドのグレンデール大会には招待チームとして参加。
 初日のプール戦はニュージーランド、イングランド、ロシア相手に3連敗だったが、2日目におこなわれた順位決定トーナメントでフィジーに21-19と逆転勝ちし、12チーム中10位に入った。9位決定戦ではイングランドに14-36で敗れた。

 稲田仁ヘッドコーチは、「今大会では目標としていたトップ8を達成できず非常に悔しいですが、とてもタフな状況のなかで選手は最後まであきらめずに戦い抜いてくれました。今大会を通して自分たちの目指すラグビー、ここからオリンピックまでに取り組むべき課題を改めて明確にすることができました。しっかりとレビューをおこない次の目標に向けて選手、スタッフ一丸となって向かっていきたいと思います」とコメント。
 
 キャプテンを務めたバティヴァカロロ ライチェル海遥は、「課題と成果の両方が見えました。今後は限られた国際試合の機会でコンスタントに結果を出すためには、相手がどんなチームであれ練習してきたことを試合でも発揮することの重要さを痛感しました」と述べ、開幕まで10か月を切った東京オリンピックへ向けさらなる成長を誓う。

 ワールドラグビー女子セブンズシリーズの今季第2ラウンドは12月5~7日。開幕する男子とともに、ドバイで開催される。

中村知春。プールステージのイングランド戦は14-21と競った(Photo: Travis Prior for World Rugby)
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