ラグビーワールドカップのプールDでウェールズ代表に敗れ、チームを再建中のオーストラリア代表“ワラビーズ”が10月5日、大分スポーツ公園総合競技場でウルグアイ代表を45-10と圧倒し、2勝1敗となった。4トライ以上(7トライ)挙げたためボーナスポイントも獲得、総勝点を11に伸ばし、準々決勝進出へ近づいた。ウルグアイは1勝2敗(総勝点4)。
オーストラリアは前半5分にWTBデイン・ハイレットペティのトライで先制。23分には、ワールドカップの舞台でワラビーズデビューとなった19歳のWTBジョーダン・ペタイアがトライゲッターとなり、仲間に祝福された。身長191センチ、体重102キロの大型BKであるペタイアは、30分には防御網に切り込んでCTBテヴィタ・クリンドラニのトライを演出。そしてワラビーズは19-3で迎えた後半5分(45分)、ラインアウトからのムーブでクリンドラニが抜け、そのままゴールへ走り切りポーナスポイント獲得となった。
オーストラリアはこの試合の前半、反則が多く、2枚のイエローカードをもらうなど規律が悪かったが、後半は修正。52分には今大会を最後にワラビーズのジャージーを脱ぐことを決めているSHウィル・ゲニアがワールドカップ初トライ。60分には94キャップ目のPRジェームズ・スリッパーがテストマッチ初トライを挙げ、さまざまな記念の日となった。
3万3000人の観衆の前で意地を見せたいウルグアイは終盤に猛攻を繰り返し、ゴール前で18フェイズを重ねた77分、NO8マヌエル・ディアナがインゴールに突っ込み、大きな拍手を浴びていた。