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サモア戦、リーチ先発、キャプテンはラブスカフニ。その理由は?

2019.10.03

アイルランド戦、先頭で入場するラピース・ラブスカフニ。その後ろにリーチ マイケル(Photo: Getty Images)


 10月3日夕方、豊田市内のホテルで開かれたサモア戦のメンバー発表会見。これまで通り、ジェイミー・ジョセフHCが読み上げた15人の6番目に「リーチ(マイケル)」の名前はあった。だが、ジョセフHCが「キャプテン」と告げたのは、7番「ラピース(ピーター・ラブスカフニ)」の後だった。ラピースはアイルランド戦に続いてゲームキャプテンを務めることになる。

 ジョセフHCはその理由を「リーチの負担を軽減することが重要」と説明した。「アイルランド戦でそれがうまくいった」。
 HCに続いて会見に臨んだリーチは、質疑応答の最初にそのことを聞かれ、「その質問が一発目に来るんだろうなと思ってました」と笑わせた。「彼はレフリーとポジションも近く、コミュニケーションがとれる。英語もしゃべれる。僕は遠いポジション。彼がゲームキャプテンになることで、ラック周辺の指示ができる」とした。

 ラピースのゲームキャプテンは週の初めに決まっており、週最初のミーティングではまずリーチがしゃべり、明日の試合前夜のミーティングではラピースが話をするという。
「二人で今週の準備はよくできている。僕は自分のコンディションを整えること」
 このチームのキャプテンはリーチ マイケル。それは揺るぎない事実だ。そしてラピースの実力、リーダーとしての資質も言を俟たない。おそらく、恥骨炎で今季復帰の遅れたリーチのパフォーマンスを優先させるためだろう。目標とするベスト8進出のため、ジョセフHCは思い切った手を打った。

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