ラグビーリパブリック

日本は、どうすればベスト8入りできるのか?

2019.10.03

日本ラグビーの歴史を変えようとしている“ブレイブ・ブロッサムズ”(Photo: Getty Images)


 ラグビーワールドカップ2019日本大会、混戦のプールA。10月3日にアイルランドがロシアを相手にボーナスポイント付きの勝利を収め、現時点での順位表は以下の通りとなった。2試合を残す日本は、どのような結果になればベスト8入りできるのか。現時点で想定してみた。

1位: アイルランド(11ポイント〔BP3〕/得失点差+52) 2勝1敗
2位: 日本(9ポイント〔BP1〕/得失点差+27) 2勝0敗
3位: スコットランド(5ポイント〔BP1〕/得失点差+10) 1勝1敗
4位: サモア(5ポイント〔BP1〕/得失点差-9) 1勝1敗
5位: ロシア(0ポイント/得失点差-80) 0勝3敗

【プールA 残り試合】
10月5日(土): 日本 vs サモア
10月9日(水): スコットランド vs ロシア
10月12日(土): アイルランド vs サモア
10月13日(日): 日本 vs スコットランド

【レギュレーション】
・ポイント(勝ち点)制で、総ポイント数の多いチームを上位とする
・勝利チームに4ポイント付与
・引き分けは両チームに2ポイント付与
・負けは0ポイント
・勝敗に関わらず1試合4トライ以上で1ポイント(ボーナスポイント)付与
・負けても7点差以内なら1ポイント(ボーナスポイント)付与
・2チーム(もしくはそれ以上)の総勝ち点が同点となった場合、以下の基準を適用して順位を決める。

(1)直接対決で勝った方が上位
(2)プール戦での得失点差で上回ったチームが上位
(3)プール戦での得失トライ数差で上回ったチームが上位
(4)プール戦での総得点数が多いチームが上位
(5)プール戦でのトライ数が多いチームが上位

※(1)~(5)までのステップを踏んだ上でも上位チームを決定できない場合は、2019年10月14日時点でのワールドラグビーによる最新の公式世界ランキングに基づいて上位チームを決定する。

・各プールの1位、2位が準々決勝に進出する

 日本は残り2試合とも勝利して8ポイントを積み上げれば、ボーナスポイントに関係なく、プールA1位での準々決勝進出が決まる。
 しかし、アイルランドがサモアとの最終戦に勝って総勝ち点を15ポイント以上に伸ばし、日本がスコットランドとの直接対決に敗れた場合、日本はプールステージ敗退の可能性もある。

 日本もスコットランドも第3戦で4トライ以上挙げて勝利し、ボーナスポイント付きの5ポイントを積んだと想定すると、日本が14ポイント、スコットランドが10ポイント、4ポイント差で最終戦の直接対決を迎えることになる。
 日本は敗れたとしても、スコットランドを3トライ以下に抑えて、かつ7点差以内であれば、ボーナスポイント1点をもらえるので日本が15ポイント、スコットランドが14ポイントになり、1ポイント差で上回れる。
 しかし、ボーナスポイントが取れずに負けた場合は14ポイントで並び、総勝ち点が同点の場合は直接対決の勝者が上位のため、スコットランドが準々決勝進出、日本は敗退となる。

 最悪の場合は考えたくはないが、それだけに、第3戦の両チームの結果が大きく最終戦に影響することになる。ベスト8入りへ、日本代表の2連勝を期待したい。

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