ラグビーリパブリック

サモアは先発6人変更 トゥシ・ピシは日本戦ベンチスタート

2019.10.03

マヌー・サモアの愛称で知られる勇敢な男たち(Photo: Getty Images)


 ラグビーワールドカップで準々決勝進出2回の歴史を持ち、2019年日本大会で2勝目を狙うサモア代表が、10月5日の日本代表戦(愛知・豊田スタジアム)に臨むメンバーを発表した。

 サントリーサンゴリアスに7年在籍し、スーパーラグビーのサンウルブズでもプレー、さらに今年から豊田自動織機シャトルズに加わるなど、日本ラグビーをよく知るSOのトゥシ・ピシはベンチスタート。背番後10は、2015年からフランスを拠点としているウルパノ・セウテニがつける。
 0-34と完敗したスコットランド戦から中4日ということもあり、先発メンバーはSOを含め6人が替わっている。

 リコーブラックラムズでプレー経験があるティム・ナナイウィリアムズは背番号15をつける。

 スコットランド戦で2枚のイエローカードをもらい退場となったパワフルWTBのエド・フィドウだが、ジュディシャルパネル(司法委員会)によって検証され、出場停止処分は科されず、日本戦には左WTBで先発する。

 その一方、9月24日のロシア戦で危険なタックルをしたCTBレイ・リーローとHOモトゥ・マトゥウは3試合の出場停止となり、日本戦ではプレーできない。前回大会にも出場し、ヨーロッパのクラブでも活躍するキープレーヤー2人を欠くことになったのはサモアにとっては痛い。

 ラインアウトを課題とするサモアだが、スクラムはスーパーラグビー3連覇のクルセイダーズで鍛えられたPRマイケル・アラアラトアが加わってパワーアップしている。

 世界ランキング8位の日本に対し、サモアは15位と格下だが、ワールドカップ前最後のテストマッチでは強豪のオーストラリア相手に後半30分まで7点差と健闘(最終スコアは15-34)しており、侮れない。

<RWC2019 (プールA: vs 日本) サモア代表 試合登録メンバー>

1.ジョーダン・レイ  2.セイララ・ラム  3.マイケル・アラアラトア  4.ピウラ・ファアサレレ  5.ケイン・レアウペペ  6.クリス・ヴイ  7.TJ・イオアネ  8.ジャック・ラム(主将)  9.ドウェイン・ポラタイヴァオ  10.ウルパノ・セウテニ  11.エド・フィドウ  12.ヘンリー・タエフ  13.アラパティ・レイウア  14.アーシー・トゥアラ  15.ティム・ナナイウィリアムズ

〔リザーブ〕
16.レイ・ニウイア  17.ポール・アロエミール  18.ジェームズ・レイ  19.セニオ・トレアフォア  20.ジョシュ・タイレル  21.ペレ・カウリー  22.トゥシ・ピシ  23.キーロン・フォノティア

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