ラグビーワールドカップで準々決勝進出2回の歴史を持ち、2019年日本大会で2勝目を狙うサモア代表が、10月5日の日本代表戦(愛知・豊田スタジアム)に臨むメンバーを発表した。
サントリーサンゴリアスに7年在籍し、スーパーラグビーのサンウルブズでもプレー、さらに今年から豊田自動織機シャトルズに加わるなど、日本ラグビーをよく知るSOのトゥシ・ピシはベンチスタート。背番後10は、2015年からフランスを拠点としているウルパノ・セウテニがつける。
0-34と完敗したスコットランド戦から中4日ということもあり、先発メンバーはSOを含め6人が替わっている。
リコーブラックラムズでプレー経験があるティム・ナナイウィリアムズは背番号15をつける。
スコットランド戦で2枚のイエローカードをもらい退場となったパワフルWTBのエド・フィドウだが、ジュディシャルパネル(司法委員会)によって検証され、出場停止処分は科されず、日本戦には左WTBで先発する。
その一方、9月24日のロシア戦で危険なタックルをしたCTBレイ・リーローとHOモトゥ・マトゥウは3試合の出場停止となり、日本戦ではプレーできない。前回大会にも出場し、ヨーロッパのクラブでも活躍するキープレーヤー2人を欠くことになったのはサモアにとっては痛い。
ラインアウトを課題とするサモアだが、スクラムはスーパーラグビー3連覇のクルセイダーズで鍛えられたPRマイケル・アラアラトアが加わってパワーアップしている。
世界ランキング8位の日本に対し、サモアは15位と格下だが、ワールドカップ前最後のテストマッチでは強豪のオーストラリア相手に後半30分まで7点差と健闘(最終スコアは15-34)しており、侮れない。
<RWC2019 (プールA: vs 日本) サモア代表 試合登録メンバー>
1.ジョーダン・レイ 2.セイララ・ラム 3.マイケル・アラアラトア 4.ピウラ・ファアサレレ 5.ケイン・レアウペペ 6.クリス・ヴイ 7.TJ・イオアネ 8.ジャック・ラム(主将) 9.ドウェイン・ポラタイヴァオ 10.ウルパノ・セウテニ 11.エド・フィドウ 12.ヘンリー・タエフ 13.アラパティ・レイウア 14.アーシー・トゥアラ 15.ティム・ナナイウィリアムズ
〔リザーブ〕
16.レイ・ニウイア 17.ポール・アロエミール 18.ジェームズ・レイ 19.セニオ・トレアフォア 20.ジョシュ・タイレル 21.ペレ・カウリー 22.トゥシ・ピシ 23.キーロン・フォノティア