第3回となる、世界9カ国軍と日本から自衛隊ラグビー部が集った「国際防衛ラグビー競技会 2019」は9月23日、陸上自衛隊習志野演習場で決勝戦がおこなわれた。当初は、柏の葉公園総合競技場で予定されたが台風17号の暴風でラグビーポールが壊れ、急きょ会場を変更した。時間も1時間繰り下げて15時30分のキックオフになった。
試合は第2回大会優勝のフィジー軍と第1回大会王者イギリス軍がぶつかりあった。
イギリスがPGで先制するもフィジカルに優れたフィジーはトライで逆転。さらに前半で2トライ、1ゴールを追加し、19-3で折り返した。
後半もフィジーがトライラインを越えて追加点を加えた。イギリスも反撃し2トライ奪ったが、31-17でノーサイドになった。
柏の葉で朝おこなわれた3位決定戦は、フランス軍とニュージーランド国防軍(ディフェンスブラックス)はトライ後のコンバージョンやPG無しのトライ数決戦に。
前半は得点無し。後半、最初にフランスがトライする。さらに連続トライを決め10-0とした。ニュージーランドも1トライ返し終了した(10-5)。フランスは前回に続き銅メダルを獲得した。
習志野では親善試合決勝(5位決定戦)に自衛隊が登場した。オーストラリア国防軍との対戦。前半からオーストラリアが優勢に進め、3本、自衛隊インゴールにボールを運び19-0とした。後半も最初にトライするなど3連続トライライン越えし、38-0で試合を決めた。自衛隊はここから2トライするも、最後は相手がトライ、45-12となった。国際防衛ラグビー競技会初参加の自衛隊は6位で終えた。1勝2敗の成績(初戦トーナメント2回戦、フランスに3-17で敗戦。親善試合準決勝はトンガ軍に35-26)。
7位決定戦はトンガ軍がジョージア軍に38-17で勝利。
19日に習志野演習場で実施した9位決定戦は、韓国軍体育部隊が9トライ奪う猛攻でパプアニューギニア軍を69-28と圧倒し、初参加で1勝目をあげた。