ラグビーワールドカップのプールA、日本代表×アイルランド代表戦がおこなわれる静岡県は、ヤマハ発動機ジュビロの本拠地だ。同クラブに所属するヘル ウヴェは、桜の戦士のひとりとして、その試合でプレーしたいと熱望している。
開幕戦(9月20日:ロシア戦)のメンバーからは外れた。
「ウォーミングアップに参加したけど、ワールドカップのすごい雰囲気を感じた。出ないのにもかかわらず自分も緊張したくらい」
トンガ出身の29歳。2010年に来日し、拓殖大学の学生時代からこの国でプレーしている。2016年には日本国籍を取得した。これまで獲得した日本代表キャップ数は14。自身は、今回がワールドカップ初参加である。
同組のライバルであるアイルランドの初戦を見て、「こちらにもチャンスがあると思う。特にディフェンスを見ていれば。あくまで自分の主観」というヘル。
9月28日に小笠山総合運動公園エコパスタジアムでおこなわれる試合について、あるブックメーカーは、日本の勝利に8.5倍、アイルランド勝利に1.06倍のオッズをつけた。
「みんなアイルランドが勝つと思っている。だから逆に、アイルランドの方にプレッシャーがかかっている。試合を非常に楽しみにしている」
インパクトプレーヤーとしても貴重なヘルの出番はあるか。
「自分のホームで非常に特別な気持ちがあるし、ホームで誰にもジャパンに勝てないようにする」