「緊張はあまりなかったけど、スクラムが一番緊張というか……。自分の中でそこができたら、フィールドプレーは緊張しないでできた」
そう振り返ったのは、ラグビーワールドカップの開幕戦で日本代表の背番号3をつけたヴァル アサエリ愛だ。ロシア戦勝利に貢献し、次のアイルランド戦でも活躍が期待される。
桜のジャージーを着て2017年にデビューしたトンガ出身のヴァルは、これまで獲得したキャップ数は10で、アイルランド代表との対戦は未経験。プールAの初戦でスコットランドを圧倒したグリーンの男たちについて、「組んだことはないけど、すごく強そうなスクラムだった。当たった瞬間に押す気持ちがすごく見えた」と警戒する。
だが、ひるみはしない。
「チャレンジの気持ちしかない。強い相手なのでしっかりチャレンジし、プレッシャーを楽しみたい」