天候は曇り後、強い雨。ウエットな天候も後押しし、タイトなプレーを得意とするアイルランドがスコットランドに27ー3で快勝した。
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開始5分で決めた先制トライは、ラインアウトが起点だった。アタックラインに加わったLOが開いて防御を破り、大きくゲインしたプレーで勢いに乗り、最後は密集付近で仕掛け、ねじ込んだ。
タフで結束の強いセットプレーを前面に出し、キックで起点を前に押し出していく戦い方にブレなし。強みを存分に出したアイルランドが勝ち切った。
前半を19-3で折り返したアイルランドは、後半15分には中盤から上げたハイパントのこぼれ玉を確保し、インゴールへ。24-3として勝利をたぐり寄せた。
写真はCTBダンカン・テイラー（Photo: Getty Images）
スコットランドは後半、強まった雨の中でも果敢にボールを動かしにいったが、ミスなどで決定機には至らず。後半28分のフェイズからのBKアタックなど、終盤は攻撃力の片鱗も見せたが、得点ならず後半はスコアレス。苦いスタートとなった。
日本も「同居」するプールAの大一番だった。
地力に勝るとされるアイルランドが、ライバルに勝ち切ったことで一歩抜け出した格好。アイルランドの次の対戦相手は日本だ。日本はここで一泡吹かせ、プール突破争いに名乗りを上げたい。