6万3649人が見守る中、横浜国際競技場で行われたこの一戦。優勝候補同士が予選リーグの初戦で激突する、注目の一戦は、23―13でニュージーランドに軍配が上がった。
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立ち上がりは、近場での肉弾戦を挑む南アがボールを支配し、ニュージーランドが凌ぎきるという堅い展開。しかし、細かいパスで接点をズラすニュージーランドの攻撃が功を奏しはじめ、徐々にニュージーランドが試合を支配し始める。ニュージーランドは、20分のリッチー・モウンガ(SO)のペナルティーゴールを皮切りに、22分にはジョージ・ブリッジ(WTB)、26分にはスコット・バレット(LO)がトライを決め、前半を17−3で折り返す。
後半、南アはピーターステフ・デュトイ(FL)のトライと、ポラードのドロップゴールで食い下がるが、モウンガが2本のペナルティーゴールを確実に決めてリードを守り、ニュージーランドの貫禄の大会白星スタートとなった。
この日はFBに入ったニュージーランドのボウデン・バレットだが、再三に渡り、2次以降で攻撃を組み立て、マン・オブ・ザ・マッチに輝く活躍。モウンガとのダブル司令塔の体制での布陣が、功を奏した形だ。対する南アは、ラインブレークからニュージーランドゴール前に迫る場面も何度かあったが、チャンスをものにすることができなかった。
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