日本ラグビー界は、かつてないほど多くの世界的選手が加わり華やかになる。
オーストラリアからのリストだけでも、デイヴィッド・ポーコック、クリスチャン・リアリーファノ、サム・ケレヴィ、ウィル・ゲニア、クウエィド・クーパーといったビッグスターに続き、同国代表のスタンドオフとしてラグビーワールドカップ2019のメンバーに選ばれたバーナード・フォーリー(30歳)も、日本ラグビー界でプレーすることを決めた。2015年度にリコーブラックラムズのジャージーを着たフォーリーだが、今度はクボタスピアーズに入団する。
フォーリーは「クボタスピアーズはここ最近いい成績を残していると同時に、更に強くなりたいという情熱に溢れたチームです。そのようなチームの一員になれることを楽しみにしており、今年のトップリーグシーズンでチームのために貢献したいと思います」とコメントした。
9年在籍したワラターズは退団。シドニーを本拠地とする同チームで119試合に出場し、スーパーラグビー通算1095得点、2014年の初優勝にも大きく貢献した。
過去には7人制の国際舞台でも活躍し、2011年にオーストラリア最優秀セブンズ選手賞を受賞。
15人制のオーストラリア代表としては2013年10月にデビューし、これまで70キャップを獲得している。2015年のワールドカップでは10番を任され、雨のなか死闘となったスコットランド代表との準々決勝では、2点ビハインドの試合終了間際に難しいPGを決め劇的勝利をもたらし、その後、チームの準優勝にも大きく貢献したヒーローである。
クボタスピアーズはさらに、高校オーストラリア代表の経歴を持つ21歳のプロップ、オペティ・ヘルの獲得も発表。今年5月から2か月間、トライアル生としてクボタスピアーズの練習に参加していたそうで、「スタッフはじめクボタスピアーズの仲間たちは、私を温かく受け入れてくれ、ここが自分のラグビーキャリアを築いていく上でベストな場所だと確信しました。今回、この素晴らしいクラブと契約を結べることを大変嬉しく思いますし、ハードワークをしてチームに貢献することが待ちきれません」と意気込んでいる。