ラグビーリパブリック

5000人が駆けつけた! ファンから日本代表へのエール

2019.09.09
南ア戦の翌日。ファンのサポートはどこまでもあたたかい。ファンからの応援メッセージに見入る選手たち(撮影:松本かおり)

南ア戦の翌日。ファンのサポートはどこまでもあたたかい。ファンからの応援メッセージに見入る選手たち(撮影:松本かおり)

「ONE TEAM!」

 秩父宮のメインスタンドに詰めかけた5000人のファンから、日本代表メンバーにエールが送られた。

 ファンは手に手にパネルを掲げて、赤地に白の「ONE TEAM」の人文字をスタンドに浮かび上がらせた。

人文字は選手たちへのサプライズ(撮影:松本かおり)

 ラグビーワールドカップ(RWC)前 最後のテストマッチである南アフリカ戦、その翌日の9月7日。秩父宮ラグビー場でファンによる日本代表壮行イベント「「リポビタンD presents ラグビー日本代表ONE TEAM決起会~ #BRAVEを届けよう~」が開催された。

 日本代表主将経験(1999年RWC)のあるアンドリュー・マコーミック氏ら、ジャパンのレジェンドたちのトークショーに続いて、秩父宮の芝の上に登場したのは日本代表ワールドカップメンバーの面々。31名中29名が顔を揃え、ファンを喜ばせた。

 その後、スクリーンでは、日本中のファンから寄せられたビデオメッセージが上映され、選手たちも見入った。

 スタンドにファンが描いた「ONE TEAM」の一文字は、選手たちにとってはサプライズの贈り物だった。リーチマイケル主将からは心のこもったお返しのメッセージも。

「VTR、そしてONE TEAMの応援、本当に感動しました。4年間これまで応援し続けてくれたこと、本当に感謝しています。日本大会という特別な舞台、精一杯戦ってきます。ファンの皆さんには、100パーセントの応援をしてもらえたら助かります」

 ジャパンのホームで見られるワールドカップが始まる。

 それは、日本のチームの素晴らしさを、世界が見る機会にもなる。

 かつて苦闘を続けたジャパン戦士、マコーミック元主将の言葉だ。イベントは夏日の暑さと強い日差しの中行われ、秩父宮は終始あたたかい雰囲気に包まれていた。ファンから選手たちへ、ジャパンへのサポートが改めて届けられた。

 RWC開幕まで2週間を切った。

ジャパンレジェンドたちによるトークショー。左からMC矢野武氏、真壁 伸弥氏、廣瀬佳司氏、アンドリュー・マコーミック氏、ラトゥ ウィリアム志南利氏(撮影:松本かおり)