ラグビーリパブリック

900人+15人でラジオ体操

2019.08.19
正面に並んで久々のラジオ体操に勤しむHEATの選手たち。試合以上のプレッシャー(撮影:Honda HEAT)

正面に並んで久々のラジオ体操に勤しむHEATの選手たち。試合以上のプレッシャー(撮影:Honda HEAT)

「腕を前から上にあげて、大きく背伸びの運動ォォォ」

 8月3日、鈴鹿市鈴峰中学校の校庭に集まったのは900人の地域の人々。正面には地元ラグビーチームであるHonda HEATから選ばれた15人の選手が並んで、ラジオ体操の会が開催された。

 地元地域を中心に、幅広い地域貢献活動を進めるHEATだが、今回のお役目は特別だった。

 夏休みといえば毎朝のラジオ体操、しかしこのラジオ体操は小学生が集まるのではなく、全住民を対象に呼びかけられている。毎日ではなく、この日を「ラジオ体操の日」と決めて、地域の親睦を目的としている。だから参加者は、小学生からお年寄りまでさまざま。そんな大切な集まりが今年10周年を迎え、記念の特別ゲストとして、HEATに白羽の矢が立ったのだった。

打ち合わせでスタッフが驚かされたのはその参加人数だ。1000人ほど来ると聞かされ、希望選手を中心に15人が参加することなった。特に奮闘したのは、ラジオ体操に初挑戦の海外出身選手たち。振り付け(?)を覚えようと、事前にスタッフと練習したが、しきりに「…難しい」。

これでまだ、朝7時半! 例年は300から500人の参加だったというラジオ体操の会。10周年の節目をHEATが盛り上げた!(撮影:Honda HEAT)

本番では、緊張も手伝ってか、かなり怪しげなラジオ体操となったが、それが参加者の皆さんの笑顔を呼び、会場を盛り上げていた(チャレンジした4名の勇者はトマシ・ソンゲタ、ミロ デビッド、ベイデン・カー、ショーン・トレビ―の各選手。グッド・ジョブ!)

 体操の後は、ラグビー体験なども行い、参加者と楽しいひと時を過ごした。