ラグビーリパブリック

豪州の“黄金ペア”ゲニア&クーパーが近鉄入り! 「ライナーズで貢献できる自信がある」

2019.07.11

名コンビのウィル・ゲニア(左)とクウェイド・クーパー(Photo: Getty Images)

 近鉄ライナーズがワールドクラスの9番&10番“黄金ペア”をゲットだ。オーストラリア代表のゴールドジャージーを着て100キャップを重ねたSHウィル・ゲニアと、同70キャップのSOクウェイド・クーパーがそろって、ジャパンラグビートップリーグへの再昇格を目指す近鉄に入団することが7月11日に公式発表された。

 1988年生まれの31歳同士であるゲニアとクーパーは、レッズ時代からのチームメイトであり、2011年のスーパーラグビーで初優勝を遂げている。同年のワールドカップではオーストラリア代表ファーストチョイスのハーフ団として活躍し、2015年の大舞台にも立った。その後、2人はフランスに渡り異なるクラブチームに入ったため別々の道を歩んでいたが、オーストラリアに戻り、ゲニアが移籍したレベルズに今年クーパーが加入したため、ゴールデンペアの復活が話題となった。苦楽を共にし、互いをよく知ったエキサイティングなハーフ団が、近鉄ライナーズに刺激をもたらす。

ウィル・ゲニア。父はパプアニューギニアの元大臣(Photo: Getty Images)

 ゲニアは今年秋に日本で開催されるワールドカップでもオーストラリア代表の背番号9をつけると予想され、同大会後に、近鉄に合流する予定。「近鉄ライナーズに入団できることをとても楽しみにしています。長い歴史と伝統があるチームの一員としてすぐにでもプレーしたいです。日本人との出会い、日本の文化に触れられることも楽しみにしています。目標は、まずクラブのためにベストを尽くし、そして自分のプレーを通して近鉄ライナーズが日本一のラグビーチームになるための力になれたらと思います。このチームに貢献できることが大変光栄です」とコメントした。

クウェイド・クーパー。レッズ戦力外から復活するなど意地もある(Photo: Getty Images)

 クーパーは、7月20日から始まるザ・ラグビーチャンピオンシップ(南半球4か国対抗戦)のスコッドに選出されず、ワールドカップ日本大会出場は厳しい状況となったが、いまなお注目を集めるファンタジスタ。「歴史を持つチーム、近鉄ライナーズに入団できることをとても楽しみにしています。今までの自分のキャリアを通じて、近鉄ライナーズで貢献できる自信があります。チームやチームメイトの発展のために努力し、クラブ目標であるトップリーグへ戻ることを達成するためにしっかり取り込んでいきたいです。また、更にトップリーグの舞台でチーム全員と活躍できるよう頑張りたいと思います。日本ラグビーにチャレンジし、ラグビーフィールドの中でまだまだ活躍します。この与えられたチャンスに感謝しています」と、強い意欲を見せている。

Exit mobile version