ラグビーリパブリック

日野にエナジー感じた浅原 「これって、サンウルブズじゃん」

2019.06.30

日野レッドドルフィンズの一員となった浅原拓真

 6月最後の土曜日、真新しい黒のチームポロシャツに身を包んだ浅原拓真は、秩父宮ラグビー場にいた。トップリーグのカップ戦、日野レッドドルフィンズ×栗田工業ウォーターガッシュの試合を観戦するためだ。
 日本代表キャップ12、サンウルブズではチーム最多キャップ43を誇るフロントローは、よりラグビーに専念するため、5月で東芝を退社。6月28日に、日野から加入が発表された。

 数チームから誘いがあった中、日野を選んだのは真っ先に声をかけてくれたことと、これからのビジョンに共感したからだ。
「これから強くなるチーム。自分が入って一緒に成長できる、いいチームだと思いました」

 チームメートとの初顔合わせは、細谷直GM兼監督の発案で、チームミーティングが終わった後、いきなり部屋に登場するサプライズで行われた。
「ドカンと盛り上がりました(笑)。久富さん(雄一/PR/40歳)は自分の中でのレジェンドだし、キタさん(北川俊澄)、木津(武士)…。知ってる選手がたくさんいました。キャプテンの村田(毅)が“俺たちは多国籍軍だ”って笑いながら言ってたんですけど、年齢もバックグラウンドもさまざまな選手たちが一体になっていて、そのエナジーをすごく感じた。“これって、サンウルブズじゃん”って」

 登録期限に間に合わなかったため、カップ戦は出場できず、公式戦に出場できるのは、来年1月のリーグ戦から。
「試合に出られなくても、チームに対してできることはいっぱいある。サポートするところはサポートして、自分の色を日野に付け加えていきたい」
 もちろん、いつ日本代表から招集があってもいいように、コンディションは整えるという。浅原は週明けから練習に本格的に合流する。

Exit mobile version