6月9日から始まった日本代表の宮崎合宿。19日にキャンプ1を終了し、キャンプ2の練習が24日から始まった。
キャンプ1のテーマは「リコネクト」。これまでやってきたことの確認と、鍛え直すことが目的だったが、キャンプ2は「よりラグビーに特化していく」とジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチ。サンウルブズにヘッドコーチ代行として帯同していたスコット・ハンセン ディフェンスコーチが新たに合流。報道陣に公開された午後の練習では、ディフェンス中心の内容となった。
恥骨の炎症でリハビリを続けてきたリーチ マイケル主将も、終盤のフィットネスメニューを除き、チーム練習に参加。午前中の練習からフルでこなしたという。
「ファンにサインしてるとき、背中がつりました(笑)」
コンタクト練習に復帰したのは、途中でリタイアした3月の沖縄合宿以来。まずは、プレーの感覚を呼び戻すことが先決だ。
「タックルにちゃんと入ったのは3か月ぶりだから、感覚がずれてる」
痛みが再発しないか調子を見ながら、7月27日に開幕するパシフィック・ネーションズカップでの復帰を目指す。
ジョセフHCは今後のプランについてこう語った。
「今やっているのはユニット。今後は、アンストラクチャーの状態から、どうチームとして一つになるかをやっていきます。プレシーズン(の練習)は70%アンストラクチャーに特化します。我々の勝機はアンストラクチャーにあるのですから」
また、昨秋までディフェンスコーチとしてチームに携わっていたジョン・プラムトゥリー氏が、今季のハリケーンズの監督に就任。ニュージーランド協会の規定により、今後の指導はできなくなったため、ハンセン コーチがディフェンスを担当する。