世界最高フッカーとの呼び声高い南アフリカ代表のマルコム・マークスが、ジャパンラグビートップリーグのNTTコミュニケーションズ シャイニングアークスに入団することが決まった。6月19日に同クラブが公式発表した。
南アの一部メディアでは、加入先はNTTドコモ レッドハリケーンズと報じられていたが、獲得したのはNTTコムだった。
7月に25歳の誕生日を迎えるマークスは今年、日本で開催されるワールドカップで12年ぶり3回目の優勝を狙う南ア代表“スプリングボックス”の中心選手のひとりであり、シャイニングアークスに合流するのは同大会後になる見通し。
驚異的なパワーを持ち、安定したラインアウトスロー、力強いボールキャリー、ブレイクダウンのファイトも激しい、ストイックなハードワーカーが、シャイニングアークスの大きな戦力になるのは間違いない。
身長189センチ、体重112キロのマークスは、ユース時代からライオンズで育ち、2016年に南ア代表デビュー。2017年の南アラグビー表彰式では、最優秀選手賞、最優秀新人賞、スーパーラグビーMVPの3冠に輝き、2018年はワールドラグビーの年間最優秀選手賞候補に名前が挙がった。スーパーラグビーではライオンズの中心選手として2016年から3季連続の準優勝に大きく貢献し、今年はワーレン・ホワイトリー主将が負傷離脱したなかでキャプテンを務めチームを引っ張った。
なお、ライオンズとは2021年まで契約を延長しており、日本ラグビーの2019-2020シーズンが終わったあとは帰国してスーパーラグビーを戦う古巣に合流する予定。