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NZ女子が2季ぶりにワールドセブンズシリーズ総合優勝 最終大会はアメリカが金

2019.06.17

ビアリッツ大会でもトップ3だったNZ、アメリカ、カナダ(Photo: Mike Lee - KLC fotos for World Rugby)

 昨年10月にキックオフした「HSBC ワールドラグビー 女子セブンズシリーズ 2018-2019」は、6月15、16日のビアリッツ大会(フランス)で全日程を終了し、全6大会のうち4大会を制したニュージーランドが2季ぶり5度目の総合優勝を果たした。

 しかし、ビアリッツ大会で金メダルを獲得したのはアメリカだった。今季唯一、すべてのラウンドでベスト4以上の成績を収めながら優勝には届いていなかったアメリカだが、ビアリッツ大会は決勝でニュージーランドを26-10で下し、初めて栄冠に輝いた。

ビアリッツ大会でベスト4入りしたスペイン(Photo: Mike Lee – KLC fotos for World Rugby)

 今シーズンのトップ4には東京2020オリンピックの出場権が与えられることになっており、すでに切符を獲得していたニュージーランドに続き、アメリカ、カナダ、オーストラリアも東京オリンピック出場を決めた。

 東京オリンピックのセブンズ(7人制ラグビー)には男子・女子それぞれ12チームが出場することになっており、女子は上記4か国のほかに、開催国の日本、そして南米予選を制したブラジルが出場権を獲得している。

総合4位で東京オリンピック出場権を獲得した豪州(Photo: Mike Lee – KLC fotos for World Rugby)

 今季ワールド女子セブンズシリーズのコアチームのなかで総合順位が最下位だった中国は降格が決定。中国はビアリッツ大会で残留争いのライバルだったフィジーを倒すなどして7位に入賞したが、フィジーも意地を見せてチャレンジトロフィーファイナル(9位決定戦)を制し、両チームのシーズン獲得ポイントは21で並び得失点差でフィジーの残留が決まった。

 来季は、今年4月のコアチーム昇格決定大会で優勝したブラジルが昇格する。

コアチーム残留を決めたフィジー(Photo: Mike Lee – KLC fotos for World Rugby)
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