王座奪還を目指すサントリーサンゴリアスに新たなビッグネームが加わった。オーストラリア代表として25キャップを持ち、今年のワールドカップでも活躍が期待されるCTBのサム・ケレビが、2019-2020シーズンより新加入することが6月14日に発表された。
3年契約と見られている。
オーストラリアラグビー協会は代表選手の選考ポリシーについて、基本的に国内の選手を選考対象とし、海外を拠点とする選手の場合はテストキャップを60以上持つ者ならば選出可能という基準を設けている。そのため、今年のワールドカップ後、その基準に足らないケレビがスーパーラグビーのオーストラリアチームに参加することなくサンゴリアスの仕事に専念した場合は、その間はオーストラリア代表ではプレーしないことになりそうだ。
身長186センチ、体重108キロ、フィジー出身のパワフルランナー。まだ25歳と現役バリバリで、今年のスーパーラグビーではレッズのキャプテンを務め、強いリーダーシップを発揮した。
兄のジョシュア・ケレビは秋田ノーザンブレッツ(トップイースト Div.1チーム)に、弟のジョネ・ケレビは天理大学に在籍している。
兄弟がいる日本へ行くことを決断したサム・ケレビは、「サントリーサンゴリアスという素晴らしいチームに加わることができることを大変嬉しく思っています。サンゴリアスの文化に新たな要素を加えられるよう努力すると同時に、チームが成功するために最善を尽くすことを約束します」とコメントした。
サントリーのバックラインには、オーストラリア代表103キャップのSO/CTBマット・ギタウ、日本代表のCTB中村亮土、CTB梶村祐介、FB/WTB松島幸太朗などがおり、よりいっそう厚みを増す。