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トンプソンはサンウルブズの「レスポンシビリティ」を重視。25日レベルズ戦。

2019.05.24

惜敗したハリケーンズ戦後、悔しそうな表情のサンウルブズLOトンプソン ルーク(Photo: Getty Images)

 国際リーグのスーパーラグビーへ日本から参戦するサンウルブズは5月25日、東京・秩父宮ラグビー場でレベルズとの第15節に挑む。

 今季初戦で同リーグでの最年長デビュー記録を更新したトンプソン ルークは、狼軍のLOとして先発。ここまで2勝10敗と苦しむなか、「レスポンシビリティ」を見直したいと話す。

 身長196センチ、体重110キロの38歳が語ったのは、20日の千葉・市原スポレクパークでの練習後。試合のなかった前週は家族のもとで「ベビーシッター!」に専念したとし、「メンタルの切り替えは大事。次の試合、楽しみです」と日本語で話した。

 2019年のサンウルブズはアウェーで強豪のチーフス、ワラターズを撃破も、これまで4度あった秩父宮でのゲームを落とし、休息前はオーストラリアでレッズ、ブランビーズに2連敗した。チャンスを作りながらもエラーを重ねたり、要所で反則を犯したりする流れを受け、今年から加入した来日16年目のベテランはこう反省した。

「ゲームプランはいい。だけど、俺たち選手のミス(がある)。プランをちゃんとやっていないから、難しいね。サンウルブズのスタイルをちゃんとやる。皆が仕事をちゃんとやる。ミス少なめ。規律ある……。そのうちひとつができないのだったら、このレベルで勝つのは難しい」

 今度は、作戦遂行時のプレーの精度を見直したいところ。そのために必要なのは「レスポンシビリティ」だとトンプソンは言う。「個人の責任感」だ。

「個人個人のメンタルの準備(が必要)。個人の責任感があれば問題ない。(ミスを減らしたい領域は)いろいろ。オフサイド(をしない意識)、(正しい)サポートラインを走る……。(改善項目は)細かいことが、多い」

 2017年6月以来の日本代表復帰を目指す形で、スーパーラグビーへ初挑戦している。コンディションは右肩上がりのようで、「毎週レベルアップしている。自分のフィジカルプレー、ディフェンス、シンプルな仕事をやったら大丈夫」と胸を張る。38歳の「レスポンシビリティ」の現れに期待がかかる。

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