今年秋に日本で開催されるラグビーワールドカップを見据える日本代表のトレーニングスコッドは、5月12日、「ウルフパック」として臨む強化試合の第5戦をオーストラリアのキャンベラ・GIOスタジアムでおこない、ブランビーズ(スーパーラグビー参戦クラブ)のBチームを66-17で下した。強化試合の通算成績は4勝1敗となった。
日本ラグビー協会によれば、前半2分にゲームキャプテンを務めたFLピーター・ラブスカフニのトライで先制すると、その後も着実に得点を重ねて38-7で前半を終了。後半は途中出場選手なども活躍し、計9トライを挙げた。
オーストラリア遠征は続き、5月17日にはメルボルンのAAMIパークでレベルズ(スーパーラグビー参戦クラブ)のBチームと対戦する。
【ジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチ コメント】
自分たちのベストを尽くそう、という意識はあったが、実際にはなかなかそうはいかなかった。努力や気持ちの面、取り組む姿勢は良かったが、細かいミスが多かった。ペナルティも多く、そこはレフリーの解釈の部分もあるが、そこに適応していなかくてはいけない。
最初から素早く展開でき、相手のディフェンスを上回ることができた。相手がどうであるかよりも、自分たちにフォーカスしてこだわっているので、それをしっかり実現できたと思う。
まだ改善の余地はあるが、いい攻撃を重ねて得点することもでき、感心していた。怪我から復帰した選手については、いいプレーをした選手もいたが少し荒い部分もあった。10日間のオフを挟み、移動し、(オーストラリアに到着後の)準備期間も3日という状況でこのようなチームと対戦するというのは困難だと思うが、そういった条件を考慮した上では全体的にハッピーだ。
まだまだ先は長いが、一歩一歩確実に進んでいると思う。