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ラグビーワールドカップ2019の審判団発表 久保修平氏がアシスタントレフリーに選出!

2019.05.07

W杯の審判団に選ばれた久保修平氏。今年のシックスネーションズでも経験を積んだ(Photo: Getty Images)

 ラグビーユニオンの国際統括団体であるワールドラグビーは5月7日、ラグビーワールドカップ2019日本大会のマッチオフィシャル(審判団)に選ばれた23人を発表した。9月20日から11月2日まで開催される同大会では48試合が組まれており、「チーム21」(大会に参加する21番目のチーム)と称されるマッチオフィシャルズは、レフリー12人、アシスタントレフリー7人、TMO(テレビジョン・マッチ・オフィシャル)4人からなる。

 日本からは久保修平氏がアシスタントレフリーとして選出された。日本人がワールドカップのマッチオフィシャルに選ばれるのは、1991年大会の八木宏器氏(アシスタントレフリー)、95年大会の斉藤直樹氏(レフリー)、99年大会の岩下真一氏(アシスタントレフリー)に続いて4人目。

 福岡県出身で1か月後に38歳の誕生日を迎える久保氏は、日本ラグビー協会A級レフリー。2016年には日本人として初めてスーパーラグビーで笛を吹き、今年はヨーロッパの歴史ある国別対抗戦“シックスネーションズ”でアシスタントレフリーを務めた。

 “チーム21”全員のテストマッチ担当試合総数は804と経験豊富で、レフリーには、前回大会(2015年)のワールドカップ決勝で笛を吹いたウェールズ出身のナイジェル・オーウェンズ氏も選出され、ウェイン・バーンズ氏(イングランド)とともに4大会連続のワールドカップレフリーとなる。昨年のワールドラグビー年間最優秀レフリーであるアンガス・ガードナー氏(オーストラリア)ら5人は初選出となった。

 これらのマッチオフィシャルは、ワールドラグビーのマッチオフィシャル選考委員会によってパフォーマンスとフィットネスの総合的な審査の結果選ばれ、経験豊かな者や実績のある優秀な若手も選出されている。

 ワールドラグビーのビル・ボーモント会長は「選手やコーチと同じように、ラグビーワールドカップはマッチオフィシャルのキャリアの頂点を表しています。懸命の努力、専念、献身によってこのたび選出された12人のレフリー、7人のアシスタントレフリー、そして4人のTMOからなるチームを祝福します。簡単に言えば、マッチオフィシャルがいなければラグビーは成立しないでしょう。マッチオフィシャル、選手、そしてゲームに関わるすべての人々の間で示される相互尊重と価値の観点から、私たちのスポーツが享受している主導的な立場を誇りに思います」とコメントした。

【レフリー:12人】
Wayne Barnes (England), Luke Pearce (England), Jerome Garces (France), Romain Poite (France), Pascal Gauzere (France), Mathieu Raynal (France), Nigel Owens (Wales), Jaco Peyper (South Africa), Ben O’Keeffe (New Zealand), Paul Williams (New Zealand), Nic Berry (Australia), Angus Gardner (Australia)

【アシスタントレフリー:7人】
Matthew Carley (England, reserve referee), Karl Dickson (England), Andrew Brace (Ireland), Brendon Pickerill (New Zealand), Federico Anselmi (Argentina), Shuhei Kubo (Japan), Alex Ruiz (France)

【TMO:4人】
Graham Hughes (England), Rowan Kitt (England), Ben Skeen (New Zealand), Marius Jonker (South Africa)

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