オーストラリアに遠征している日本チームのサンウルブズは、5月3日にブリスベンのサンコープスタジアムでレッズに挑む。3月16日に東京・秩父宮ラグビー場で対戦したときは34-31でレッズが競り勝っており、敵地でのリベンジを期して今季3勝目を狙う。
日本代表ワールドカップトレーニングスコッドからサンウルブズに合流し、先週のハイランダーズ戦でベンチに入り今季スーパーラグビー初出場を果たしたHO堀江翔太は、レッズ戦では背番号2をつける。PRは三上正貴と山下裕史が先発で、日本人のフロントローとなった。
そして、先々週、先週はインサイドCTBでプレーしたラーボニ・ウォーレンボスアヤコが本職のNO8に戻り、肉離れで長期離脱していたフィル・バーリーが背番号12つける。
トニー・ブラウン ヘッドコーチは、「ボスアヤコがCTBからNO8に戻ってきたことで、フォワードとして圧倒した試合運びになることを期待しています。そして、経験豊富なバーリーが12番で復帰することで、バックラインにとっても非常に大きなインパクトがあるでしょう。レッズに対して素晴らしいパフォーマンスをみせてくれることを期待しています」とコメントした。
レッズは現在4勝5敗だが、オーストラリア・カンファレンスは飛び抜けたチームがなく、首位のレベルズ(5勝4敗)との勝点差はわずか6ポイントであり、プレーオフ進出の可能性は十分ある。
秩父宮での試合には出場せず休養に充てていたオーストラリア代表のPRタニエラ・トゥポウとLOアイザック・ロッダは、今回はそろって先発。この2選手とともに今年のワールドカップスコッドに入りそうな主将のCTBサム・ケレヴィは、ボールキャリー回数とディフェンダー突破が全体のトップと好調で、サンウルブズにとっては危険な存在だ。
<サンウルブズ 試合登録メンバー>
1.三上正貴(東芝) 2.堀江翔太(パナソニック) 3.山下裕史(神戸製鋼) 4.グラント・ハッティング(神戸製鋼) 5.トンプソン ルーク(主将/近鉄) 6.ツイ ヘンドリック(サントリー) 7.カラ・プライアー(―) 8.ラーボニ・ウォーレンボスアヤコ(―) 9.茂野海人(トヨタ自動車) 10.ヘイデン・パーカー(神戸製鋼) 11.セミシ・マシレワ(近鉄) 12.フィル・バーリー(―) 13.ジェイソン・エメリー(宗像サニックス) 14.ゲラード・ファンデンヒーファー(クボタ) 15.山中亮平(神戸製鋼)
〔リザーブ〕
16.ネイサン・ベラ(―) 17.パウリアシ・マヌ(日野) 18.浅原拓真(東芝) 19.トム・ロウ(―) 20.ベン・ガンター(パナソニック) 21.ジェイミー・ブース(―) 22.田村優(キヤノン) 23.ヘンリー・ジェイミー(トヨタ自動車)
<レッズ 試合登録メンバー>
1.ハリー・フーパート 2.アレックス・マフィ 3.タニエラ・トゥポウ 4.アイザック・ロッダ 5.ルカン・サラカイアロト 6.アンガス・スコットヤング 7.リアム・ライト 8.スコット・ヒギンボサム 9.テイト・マクダーモット 10.ブライス・ヘガティー 11.セファ・ナイヴァル 12.サム・ケレヴィ(主将) 13.クリス・フェアウアイ=サウティア 14.ジャック・キャンベル 15.ハミッシュ・スチュワート
〔リザーブ〕
16.ブランドン・パエンガ=アモサ 17.JP・スミス 18.ルアン・スミス 19.ハリー・ホッキングス 20.アダム・コールチク 21.モーゼス・ソロヴィ 22.ダンカン・パイアアウア 23. セブ・ワイルマン