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パナソニックがサム・ホワイトロック獲得! NZ代表108キャップの超大物LO

2019.05.01

サム・ホワイトロック。オールブラックスの主将をテストマッチ5試合で務めたこともある(Photo: Getty Images)

 ニュージーランド代表“オールブラックス”のLOとして108キャップを誇り、2011年と2015年のワールドカップ連覇に大きく貢献したサム・ホワイトロックが、パナソニック ワイルドナイツに2019年度加入することが決まった。5月1日に公式発表となり、いとこのハミッシュ・ダルゼル(元U20ニュージーランド代表)とともにトップリーグ王座奪還を目指すワイルドナイツの新戦力となる。

 2017年のニュージーランド最優秀選手賞に輝いたホワイトロックは、30歳になったいまも世界最高LOのひとりであり、5月1日にはニュージーランドラグビー協会と新たな4年契約締結も発表された。同協会は海外を拠点とする選手はナショナルチームに選ばないが、今年のワールドカップが終わったあともホワイトロックはオールブラックスのコアメンバーのひとりと考えられており、ニュージーランドラグビーから短期間離れて日本でプレーすることを認める柔軟な契約となった。

 身長203センチ、体重115キロのパワーハウスであり、世界屈指のラインアウトジャンパー、ボールキャリアーとしても頼もしい。強いリーダーシップもあり、スーパーラグビー3連覇を目指して現在トップを走るクルセイダーズのキャプテンでもある。

 パナソニック入りについて、ホワイトロックは次のようにコメントした。
「私の家族と私は、来年日本に住み、パナソニック ワイルドナイツでプレーできることを心より嬉しく思っています。パナソニックと我々家族の間には、以前(2014年度)兄のジョージがこのクラブでプレーしたこと、そして従弟のハミッシュが今季から加入するという非常に強いファミリーコネクションがあり、私たちは、パナソニックに来ることを選びました。パナソニックには、誇るべき歴史があることを知っており、私自身がその歴史に貢献できることを楽しみにしています。そして、ワールドクラスのコーチであるロビー・ディーンズのもとで、自身のプレーを成長させ続ける機会を得たことに本当に興奮しています」

 今季のトップリーグは2020年1月から5月にかけておこなわれる見通しのため、ホワイトロックは来年のスーパーラグビーは不参加となるが、日本シーズンが終わったあとは帰国し、2021年シーズンはクルセイダーズに復帰する予定。

名門カンタベリーに在籍していた23歳のハミッシュ・ダルゼル。201センチ、113キロのLO(Photo: Getty Images)
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