ワールドラグビーセブンズシリーズ2018-2019(男子)の第8ラウンド、シンガポール大会が4月13日に開幕し、プールDに入った日本はスペイン相手に1勝したがニュージーランドとサモアに敗れ、カップトーナメント進出(ベスト8入り)を逃した。
日本はオープニングゲームで今季2冠を獲得している総合3位のニュージーランドと対戦し、0-43で敗れた。ボールキープでつなぎ敵陣深くに入ったシーンや、共同主将のひとりである副島亀里ララボウ ラティアナラの好走でチャンスになりかけたこともあったが、いずれもターンオーバーされカウンターを許し連続失点。優位にゲームを進めたニュージーランドのプレッシャーは強く、完封負けとなった。
サモア戦は5-57で完敗。開始30秒で相手に先制され、前半2分、羽野一志の中央突破からチャンスとなって林大成のトライで同点に追いついたが、その後はサモアが主導権を握った。前に出てプレッシャーをかけようとした日本だが、サモアは突破力があり、キックパスからも2本トライを奪うなど翻弄。日本は後半早々、パスをインターセプトされ点差は開き、ラインアウト失敗から失点するなど、悪い流れを変えられなかった。
2連敗で今大会ベスト8入りの可能性はなくなったが、プール最終戦はスペインを17-5で下し、14日の順位決定戦へ向けてポジティブとなったか。
5-5で折り返して迎えた後半4分、藤田慶和のゲインとオフロードを起点にチャンスとなり、前半も得点していたリサラ シオシファが連続トライで勝ち越した。日本は試合終了前にも攻め込み、ゴール前で藤田からオフロードパスをもらったトロケ マイケルがフィニッシュし、勝利を決めた。
14日、日本は9位以下のトーナメントに臨むこととなり、チャレンジトロフィー準々決勝でプールA最下位だったカナダと対戦する。