3日目、4試合目にして、やっと勝てた。
HSBCワールドラグビーセブンズシリーズ2018-2019第7戦香港大会に参戦中の男子セブンズ日本代表が、チャレンジトロフィー(ボウルトーナメント)準々決勝でウエールズに38-7のスコアで快勝した。
勝因はキックオフだ。
8回のうち、自ら深く蹴り込んだとき以外の7回中5回をマイボールにした(相手ミスからマイボールになったものも含む)。
1分過ぎだったリサラ シオシファのトライは、キックオフで出た相手ミスからスクラムを得て、攻めたもの。その直後のリスタート場面ではこぼれ球を羽野一志が拾い、走り切った。
前半だけで4トライを奪い、後半も2トライ追加。ラストプレーでトライを許すまで38-0と大きくリードした。
キックオフボールの獲得が勝敗に直結した前日。岩渕健輔ヘッドコーチは、そこを改善した選手たちを評価した。
「ウエールズとは何回も対戦してきましたが、きょうは想定していないところにキックオフを蹴ってきた。そこであちらがミスをした。こちらは練習通りにやってくれた」
敗れはしたが、前日最終戦のスコットランド戦前半に好パフォーマンスを見せた先発7人をこの試合でも起用。先に流れをつかんだのが大きかった。
今季総合獲得ポイントで、現在のところコアチーム中最下位の日本。4ポイント差ですぐ上にいるウエールズに勝ったのだから貴重な1勝だ。
次戦の相手・ケニアも、ウエールズと同じポイントで争っている。勝利をもぎ取りたい。