東芝ブレイブルーパスは4月5日、元日本代表HOでもある湯原祐希(35歳)がアシスタントコーチに就任すると発表した。豊富な経験を今後は指導者として活かすことになるが、2019-2020シーズンも選手登録をし、チーム事情によっては試合に出る可能性もある。
そして、元主将の森田佳寿(29歳)と元セブンズ日本代表の伊藤真(31歳)は引退し、スタッフ入りすることが決まった。
湯原は2006年からブレイブルーパスに在籍。2010年5月の韓国戦で日本代表デビューを果たし、2011年ワールドカップのオールブラックス戦出場を含め、22キャップを獲得した。そして、2015年のワールドカップでもスコッドに選ばれ、試合で出番はなかったが裏方としてチームを支え、歴史的3勝に貢献した。
森田は帝京大学時代からリーダーシップを認められ、ブレイブルーパスでは入部3年目だった2014年から3季連続で主将を務めた。元U20日本代表であり、SO、CTBとしてトップリーグでも活躍が期待されたが、近年は怪我に苦しみ、29歳の若さでブーツを脱ぐことになった。森田もアシスタントコーチに就任する。
伊藤は青山学院大学時代から7人制でも注目されていたスピードランナーだった。ブレイブルーパスには選手として9年在籍。日本ラグビー選手会でも活動し、ラグビー普及や社会貢献などに取り組んできた。今後はブレイブルーパスのスタッフとして広報・普及を担当する。
そして、新主将には7年目のSH小川高廣が就任。副将は、4年目のFL藤田貴大と3年目のSO中尾隼太が新任となり、4年目のHO橋本大吾も昨季に続いて副将を務める。