オールブラックスの信頼厚いCTBがトップリーグでプレーする。
4月1日、クボタスピアーズがNZ代表キャップ44を持つライアン・クロッティの加入を発表した。ニュースはNZ国内でも報じられた。
クロッティは現在30歳。181センチ(98キロ)とインターナショナルレベルのミッドフィルダーとしては小柄な部類も、的確な判断と精度の高いテクニックで漆黒の軍団に欠かせぬ存在となってきた。現在おこなわれているスーパーラグビーでも、クルセイダーズのCTBとして活躍中だ。
仲間から頼られる理由を、以前、SHアーロン・スミスがこう語ったことがある。
「ライアンは準備の人。試合でも練習でも、やるべきことをやってからそこにいる。だから信頼される。自分の強み、弱みを理解しているから、本当に失敗か少ない。人格者として知られているのは、人のことを信頼するから」
来日が決まったクロッティ本人は、「2019年末からクボタスピアーズに合流すること、そして日本のラグビーを通して経験することのすべてに対して、楽しみにしています。私は幸いにもニュージーランドで長くキャリアを積んできましたが、その経験をクボタスピアーズで活かし、私が愛するラグビーを継続していきたいと思います」とコメントを出した。
受け入れる側のフラン・ルディケ ヘッドコーチも、「勝つ文化を築くために、ライアン・クロッティのようなワールドクラスの選手の加入はとても喜ばしいことです。スピアーズには立川理道やフェルミューレンのように優れたリーダーがいますが、そうした選手たちは数年に渡り、チームにより良い影響を与え、未来のスピアーズを作ります。クルセイダーズだけでなくオールブラックスでも活躍し、チームを勝利に導いた彼がチームに与える影響は計りしれません」と大歓迎だ。