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山田章仁の移籍先はNTTコム! パナソニックを離れ新たな挑戦へ

2019.04.01

日本が誇る最高トライゲッターのひとり、山田章仁(撮影:Hiroaki.UENO)

 パナソニック ワイルドナイツを退団した日本代表WTBの山田章仁が移籍先に選んだのは、NTTコミュニケーションズシャイニングアークスだった。昨季トップリーグでチームベストタイの5位に終わり更に上を目指すシャイニングアークスが4月1日、新入団選手2名を発表し、トップリーグと日本選手権合わせて優勝6回を経験している山田を獲得したことが明らかになった。韓国代表のWTB/FBチャン・ヨンフンも新メンバーとなる。

 今夏で34歳になる山田は日本代表として25キャップを持ち、2015年のワールドカップでもサモア戦でトライを挙げるなど活躍した。今年秋に日本で開催されるワールドカップも目標としており、現在はトレーニングスコッドの一員としてニュージーランドに遠征している。帰国後、4月7日にシャイニングアークス入団会見をおこなう予定だ。

 国内屈指の俊足フィニッシャーである山田は、慶應義塾大学卒業後、ホンダヒートに加入し、2010年にワイルドナイツに移籍して同チームに9年在籍した。トップリーグでトライ王に2回輝いており、2012年度にはリーグ戦20トライを挙げてシーズン最多トライの新記録を樹立。大舞台に強く、プレーオフMVPを3回も受賞している。さらに、ベストフィフティーンには5回選ばれており、人気、実力ともトップクラスのプレーヤーである。

 チャンは25歳の快速BK。延世大から尚武(軍体育部隊)に進み、2015年から韓国代表で活躍している。7人制代表でもプレーし、2016年のアジアセブンズシリーズ韓国大会で日本選抜を破ったときのメンバーでもある。大学生の頃から日本のトップリーグチームに入ることを希望していた。

 ちなみに、山田とチャンは2017年4月29日のアジアラグビーチャンピオンシップ(秩父宮)で、どちらも背番号11をつけて対戦したことがある。

チャン・ヨンフン。身長174センチ、体重73キロ(撮影:見明亨徳)