ラグビーリパブリック

萩本氏が中華台北で強化支援へ。南アのレジェンドはインド代表ヘッドコーチ就任。

2019.04.01

萩本光威氏。写真は2004年春の日本代表監督就任時(撮影:BBM)

 日本ラグビー協会は4月1日、「IMPACT Beyond 2019」及び「アジアンスクラムプロジェクト」の一環として、萩本光威氏(元日本代表監督・元女子日本代表ヘッドコーチ)を中華台北ラグビー協会のハイパフォーマンスディレクターとして派遣することが決まったと発表した。派遣期間は2019年3月31日から9月26日まで。

 中華台北ラグビー協会のHuang HERMAN会長は、「アジアで最初のラグビーワールドカップ2019日本大会に際して、日本代表監督を務められていた萩本光威氏をお招きし、強化を支援していただくことに心より感謝申し上げます。萩本氏の類まれなる日本での経験を、私たちが共有、吸収できるように努めていきます。引き続き、日本との関係を強化しお互いの発展、さらには、アジアのラグビーの発展につながることを願ってやみません。日本ラグビー協会、所属先のコベルコビジネスサポート様に、心より感謝申し上げます」とコメントした。

 現在、中華台北の男子15人制代表は世界ランキング63位。

 アジアではほかに、世界ランキング82位であるインド代表も大物の指導を受けることが決まった。
 元南アフリカ代表の司令塔で、ノーザン・トランスバール(ブルズ)で2511得点を記録したレジェンド、ナース・ボエタ氏がヘッドコーチに就任(短期契約と見られる)。近年は辛口のラグビーコメンテーター、アナリストとして知られる61歳のボエタ氏は、同じ南ア人コーチたちとともに、「アジアラグビーチャンピオンシップ・ディビジョン3 イースト・サウス」の戦いを控えるインド代表にラグビー大国のスキルを教える。

競技人口は男子3800人、女子1300人と言われるインドで情熱を注ぐナース・ボエタ(Photo: Getty Images)