ラグビーリパブリック

チーフスのモエアキオラが3試合ぶり先発 奮闘するもハリケーンズと引き分け

2019.03.15

ハリケーンズのディフェンスを破ろうとするアタアタ・モエアキオラ(Photo: Getty Images)

 今春、東海大学を卒業し、スーパーラグビーのチーフス(ニュージーランド)に加入した日本代表3キャップ保持者のアタアタ・モエアキオラが、3月15日にホームのFMGスタジアム・ワイカト(ハミルトン)でおこなわれたハリケーンズ戦で背番号11をつけ、3試合ぶりの先発出場を果たした。

 モエアキオラは序盤、パスの連係ミスで攻撃の流れを止め、相手選手にレイトチャージの反則をするなど、不安定な立ち上がりだった。しかし、ディフェンスが課題と言われているが、相手に落球させる強烈なタックルから徐々にパフォーマンスがよくなり、後半22分にベンチへ退くまでにミスタックルは4回あったものの、スピードに乗っていた相手選手を真正面から止める勇敢なシーンもあった。得意のアタックでは、ニュージーランド代表キャップ保持者のCTBマット・プロクターを撃破するなど、粘り強く、パワフルなボールキャリーでチームに勢いをつけた。

 試合は23-23で引き分け。チーフスは今季初勝利には届かず1分4敗となり、同じニュージーランドチームのハリケーンズは3勝1分1敗となった。

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