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南アが今季セブンズ初優勝。フランス最下位から奮起で決勝進出、昇格2季目スペインはNZ初撃破!

2019.03.11

前王者復活。カナダセブンズを制した南アフリカ(Photo: Mike Lee - KLC fotos for World Rugby)

 2016-2017、2017-2018のワールドラグビーセブンズシリーズ総合チャンピオンである南アフリカが、苦しい戦いが続いていた2018-2019シーズン、ようやく1冠目を獲得した。今季第6ラウンドのカナダ大会が現地時間3月9日、10日にバンクーバーでおこなわれ、プールAを1位通過した南アは、カップトーナメントでアルゼンチンとフィジーを倒して決勝に進み、最後はフランスを21-12で下し、優勝した。

 今季のワールドセブンズシリーズ(全10ラウンド)で最終総合順位が1位~4位のチームは東京オリンピックへの出場権が与えられることになっており、南アはイングランド(オリンピックではイギリス代表を結成)を抜いて4位に浮上した。

今季総合1位のアメリカを準決勝で破り、喜ぶフランスの選手たち
(Photo: Mike Lee – KLC fotos for World Rugby)

 一方、2005年パリ大会以来、2度目の優勝には届かなかったフランスだが、バンクーバーで奮闘する前は、今季ベスト8入りは第4ラウンドのシドニー大会だけで、前週のラスベガス大会では招待チームのチリにも敗れ最下位(日本とともに15位タイ)に終わっていただけに、大躍進となった。カップ決勝進出は2012年12月のポートエリザベス大会(南アフリカ)以来だった。

ホーンが鳴ったあとの劇的な逆転トライ。2018セブンズW杯王者でもあるNZを初めて倒し、歴史をつくったスペイン
(Photo: Mike Lee – KLC fotos for World Rugby)

 なお、今回のバンクーバー大会では、コアチームに再昇格して2季目のスペインが、今季2冠を獲得して総合2位につける強豪のニュージーランドを初めて倒すという波乱があった(プールC:26-24)。惜しくも8強入りを逃し、チャレンジトロフィートーナメントでは開催国のカナダに敗れたスペインだが、13位決定戦では日本に15-10で競り勝った

 次のラウンドは、歴史と絶大な人気を誇る香港セブンズ。4月5~7日に香港スタジアムで開催される。

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