「HSBC ワールドラグビー セブンズシリーズ 2018-2019」の第6ラウンド、バンクーバー(カナダ)大会が現地時間3月9日に開幕し、男子セブンズ日本代表はプールDで3戦全敗だった。大会2日目は9位以下のトーナメントにまわる。
初戦は、前週のラスベガス(アメリカ)大会でベスト4入りしていたアルゼンチンに7-24で敗れた。
相手に先制を許したあとの前半4分、ゴールに迫った副島亀里ララボウ ラティアナラからオフロードパスをもらった小山大輝がゴールに持ち込み、コンバージョン成功で逆転したが、ハーフタイム前にトライを奪い返され、7-12で折り返した。
後半は、フィジカルが強いアルゼンチンのランナーをタックルで止められず点差を広げられ、終盤にはプレッシャーをかけられてボールを失い連続失点となり、黒星発進となった。
第2戦は、今季総合4位につけるイングランドに7-19で敗戦。
この試合も相手に先制され、イングランドの選手が一時退出を命じられた間の数的有利を活かせず、逆にキーマンの副島にイエローカードが出され6対6となった直後にトライを奪われた。6分には敵陣深くまで攻め込んだがブレイクダウンでターンオーバーされ、カウンターで連続失点。
後半、日本は後藤輝也が瞬時の加速から抜けてトライを奪い返したが、パワーで劣勢となるシーンが多く、勝利には届かなかった。
プール最終戦は、同じく未勝利だったスコットランドとぶつかり、7-29で敗れた。
先に主導権を握りたかった日本だが、前半3分にパワフルなスコットランドの選手にディフェンスを崩され先制を許すと、この試合でも数的有利の時間帯を活かせず、6分にはラインアウトからブラインドサイドを攻められ連続失点となった。
ハーフタイム前に副島が中央突破で得点し、7-10で折り返したが、後半2分、空いたスペースを抜かれ点差は開いた。4分には藤田慶和がハイタックルでイエローカードとなり、数的有利となったスコットランドはきっちり得点。試合終了前にはラインアウト失敗でボールを失ってからトライを追加され、反省の多いバンクーバー大会初日となった。