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立川理道、W杯へ望みつながる。練習生として日本代表候補キャンプに招集

2019.03.05

日本代表復帰、そして桜のジャージーの12番奪取を目指す立川理道(Photo: Getty Images)

 昨年6月のテストシリーズを最後に日本代表から離れていた立川理道(クボタスピアーズ)が、2大会連続のワールドカップ出場へ向けて、ジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチからチャンスを与えられた。

 日本ラグビー協会は3月5日、千葉県・浦安市で実施している日本代表ワールドカップトレーニングスコッドのキャンプに、29歳の立川を練習生として追加招集することになったと発表した。

 2015年のワールドカップでCTB、SOとして4試合すべてに先発して歴史的な3勝に貢献し、2016年にジョセフ体制となってからはHO堀江翔太とともに共同キャプテンを務めていた立川。しかし、代表55キャップ目となった昨年6月のジョージア戦を最後に桜のジャージーを着ていない。
 昨年秋には日本代表メンバーから外され、ジョセフ ヘッドコーチはその理由について「彼の最近のパフォーマンスが我々の求めるレベルに達していなかったということです。彼のことは選手としてリスペクトしています。この先のトップリーグの試合、今後の活躍で彼がこの逆境を乗り越え、復活してくれると信じています」と語っていた。

 昨年12月に発表された第三次ラグビーワールドカップトレーニングスコッドおよびナショナル・デベロップメント・スコッドにも立川の名前はなく、今年のサンウルブズ(スーパーラグビーの日本チーム)にも選ばれていないが、2月2日にトップリーグ選抜の背番号12をつけて日仏ラグビーチャリティマッチ(クレルモン・オーヴェルニュ戦)で奮闘。そして今回、練習生ながらキャンプに招集されたことで、ワールドカップの代表メンバー入りへアピールするチャンスをもらった。

 なお、同キャンプに参加していたFL/NO8徳永祥尭(東芝ブレイブルーパス)は負傷のため途中離脱となった。

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