ワールドラグビーセブンズシリーズの今季第5ラウンド、ラスベガス(アメリカ)大会が現地時間3月1日に開幕し、プールCに入った日本は南アフリカに0-26、イングランドに12-31で敗れ、同組3位以下が確定したためベスト8入り(カップトーナメント進出)を逃した。
15人制でも日本代表キャップを持つ藤田慶和が3年ぶりにワールドセブンズシリーズ参戦となり、常翔学園高校卒業をラスベガスで祝福された18歳の石田吉平がデビューするなど、新しいエナジーも加わった男子セブンズ日本代表。
昨シーズンの総合チャンピオンである南アに対して、ミス少なくプレッシャーをかけ続け、ブレイクダウンでも激しくファイトし、前半は互角の戦いで0-7で折り返した。
しかし後半は南アが徐々に底力を発揮し、すばやいリサイクルとパス回しで得点を重ねた。
日本は、今季初参加となったオリンピアンの合谷和弘が突破からのビッグゲインでチャンスになりかけたシーンもあったが、南アの守りはしぶとく、得点することはできなかった。
第2戦では、2月のシドニー大会で銅メダルを獲得したイングランドに挑み、この試合も前半は競ったが惜敗となった。
先制したのは日本。前半1分過ぎ、小澤大、林大成の力走でゴールに迫り、リサラ シオシファがインゴールに突っ込んで5点を奪った。
しかし、ディフェンスでも健闘していた日本だが、5分、自陣深くでプレッシャーをかけられボールを失い、逆転された。その1分後にも相手にトライを奪われ、ハーフタイム前にはペナルティが続き連続失点、5-17で折り返した。
後半の立ち上がり、狭いスペースを抜けた合谷の好走で敵陣深くに入ったが、ブレイクダウンでターンオーバーされ、イングランドはキック&チェイスで4本目のトライを奪った。主導権を握ったイングランドはその後も得点を重ね、日本は終盤に小澤がトライを奪い返したものの勝利には届かなかった。
日本は大会2日目におこなわれるプール最終戦で、南ア相手に5-5と引き分けた招待チームのチリと対戦する。