2019スーパーラグビー初勝利を目指し、日本からニュージーランドへ遠征中のサンウルブズが、3月2日にハミルトン(FMGスタジアム・ワイカト)でおこなわれるチーフス戦の試合登録メンバーを発表した。
先週はワラターズ(オーストラリア)に1点差で惜敗したが、その試合で共同主将のひとりであるPRクレイグ・ミラーが左足を脱臼骨折、背番号7をつけていたエドワード・カークは右膝の内側側副靱帯を損傷し、サンウルブズにとっては大きな打撃となった。
その影響もあり、先発は6人変更。
ミラーに代わって左PRのスターターを任されたのは、かつてブルーズやチーフスでも活躍し、スーパーラグビー83試合出場の経験を持つパウリアシ・マヌ。7番は、練習生から昇格した松橋周平がつける。
ワラターズ戦で活躍した中村亮土は今回のニュージーランド遠征に参加しておらず、もうひとりの共同主将であるマイケル・リトルがインサイドCTBに入る。HO坂手淳史、LOヘル ウヴェも今季初スタメン。
そして、サンウルブズに新加入のヘンリー ジェイミーは左WTBで先発のチャンスをつかみ、この試合がスーパーラグビーデビュー戦となる。
リザーブに入ったニュージーランド出身のHOネイサン・ベラとSHジェイミー・ブースも、出場すればサンウルブズとして初キャップだ。
スコット・ハンセン ヘッドコーチ代行は、「チーフスはスーパーラグビーで優勝を経験しているチームであり、誇り高い組織です。前回の試合もそうでしたが、我々にとってはひとつの大きなチャレンジであり、この機会でチームは成長できると信じています」とコメント。サンウルブズデビューとなる3選手については、「彼らがチームに新しい力をもたらしてくれるだろう」と期待している。
リトル主将は「チーフスとの対戦は非常に厳しい試合になると思っています。ここまで彼らは2敗しており、我々との試合では必ず勝ちに行く、という気持ちで挑んでくるでしょう。ミラーとカークが怪我を負ってしまい、2人がツアーに参加していないことは非常に残念ですが、そこの穴を埋めてチーフスに挑む準備はしっかりとできています。我々の今シーズン初の勝利をつかむために、チーム全員が試合を心待ちにしています」とコメントした。
<サンウルブズ (3月2日・チーフス戦) 試合登録メンバー>
1.パウリアシ・マヌ(日野) 2.坂手淳史(パナソニック) 3.山下裕史(神戸製鋼) 4.トンプソン ルーク(近鉄) 5.ヘル ウヴェ(ヤマハ発動機) 6.ツイ ヘンドリック(サントリー) 7.松橋周平(リコー) 8.ラーボニ・ウォーレンボスアヤコ(NTTコム) 9.茂野海人(トヨタ自動車) 10.ヘイデン・パーカー(神戸製鋼) 11.ヘンリー ジェイミー(トヨタ自動車) 12.マイケル・リトル(主将/三菱重工相模原) 13.シェーン・ゲイツ(NTTコム) 14.ゲラード・ファンデンヒーファー(クボタ) 15.ジェイソン・エメリー(宗像サニックス)
〔リザーブ〕
16.ネイサン・ベラ(NZ出身) 17.サム・プラットリー(NZ出身) 18.ヴァル アサエリ愛(パナソニック) 19.トム・ロウ(NZ出身) 20.ジェームス・ムーア(宗像サニックス) 21.ジェイミー・ブース(NZ出身) 22.フィル・バーリー(NZ出身) 23.松田力也(パナソニック)