東京オリンピックまであと1年5か月。男子セブンズ日本代表の岩渕健輔ヘッドコーチは、3月1日から3日間、アメリカのラスベガスで開催される「HSBC ワールドラグビー セブンズシリーズ 2018-2019」の第5ラウンドで、同シリーズ今季初参戦となる4人にチャンスを与える。
サプライズは、18歳の石田吉平の選出。2018年度の第98回全国高校大会でも活躍した常翔学園高校のNO8で、10月には男子セブンズユース日本代表としてユースオリンピックに出場し、銅メダル獲得に貢献していた。シニアのセブンズ最高峰プレーヤーが集うワールドシリーズでどこまで通用するか、ビッグチャレンジとなる。
そして、7人制と15人制の両方で世界を経験してきた藤田慶和(パナソニック)が3年ぶりにワールドセブンズシリーズに参戦する。2016年のリオデジャネイロオリンピックでは大会登録メンバーに入れずバックアップ選手だったため、東京オリンピックへの思いは強いはずだ。ちなみに、藤田がワールドセブンズシリーズでデビューしたのは石田と同じ高校3年生(東福岡)のとき、2011年11月のオーストラリア・ゴールドコースト大会だった。
リオオリンピックで歴史的4位入賞を成し遂げた合谷和弘(クボタ)も今回のアメリカ遠征メンバーに選ばれ、TOKYO2020へ向けて本格的に挑戦を始める。合谷は昨年春、ワールドシリーズのコアチーム予選大会に参加し、昇格に貢献していた。
そして、昨年4月のシンガポールセブンズに出場した小山大輝(パナソニック)も久しぶりに呼ばれ、約10か月ぶりのワールドシリーズ参戦となる。
日本はラスベガスセブンズで、イングランド、南アフリカ、チリと一緒のプールCに入る。
<男子セブンズ日本代表 アメリカ遠征メンバー>
石田吉平(常翔学園高校)、大石力也(NECグリーンロケッツ)、小澤大(日本ラグビー協会/トヨタ自動車ヴェルブリッツ)、合谷和弘(クボタスピアーズ)、小山大輝(パナソニック ワイルドナイツ)、副島亀里ララボウ ラティアナラ(コカ・コーラレッドスパークス)、中澤健宏(リコーブラックラムズ)、野口宜裕(専修大学)、林大成(日本ラグビー協会)、藤田慶和(パナソニック ワイルドナイツ)、本村直樹(ホンダヒート)、リサラ シオシファ(豊田自動織機シャトルズ)