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ウェールズがローマで苦しむも連勝 イタリアは欧州6か国対抗戦19連敗

2019.02.10

イタリアのディフェンスを突破しようとするウェールズのアーロン・ウェインライト(Photo: Getty Images)

 6年ぶりのシックスネーションズ優勝を目指すウェールズが、ローマのスタディオ・オリンピコで現地時間2月9日におこなわれたイタリア戦(第2節)で苦しんだものの、26-15で制し、テストマッチの連勝はチームベストに並ぶ「11」となった。

 一方、イタリアは地元で奮闘したが、欧州の強豪を相手とするシックスネーションズでは2015年3月から勝っておらず、大会19連敗となった。

 序盤はウェールズが支配し、4連続PG成功でリードした。
 しかし、12点を追うイタリアは33分、敵陣でPKを得るとショットを選択せずタッチに蹴ってトライを狙いに行き、ラインアウトからのモールは止められたが、近場を激しく突き続けてゴールに迫り、FLブラーム・ステインが仲間の後押しを受けてインゴールにねじ込んだ。

 挑戦者のイタリアは接点でも激しくファイトしてチームは盛り上がり、後半早々にはPGを決めて2点差に詰めた。

 ウェールズはこの試合、司令塔であるダン・ビガーが精彩を欠き、ラインアウト4本失敗も苦戦の要因となった。
 
 だが50分(後半10分)、ベンチスタートだったアラン=ウィン・ジョーンズ主将がフィールドに入り、赤いジャージーの集団を引き締める。するとウェールズはその3分後、ハーフウェイのスクラムから攻め上がり、バックス展開でFBリーアム・ウィリアムズが抜け、左WTBジョシュ・アダムスがゴール中央に持ち込み点差を広げた。

 ウェールズはさらに68分、スクラムでターンオーバーして敵陣深くのアタックチャンスとなり、展開から、途中出場SOガレス・アンスコムがラッシュディフェンスの裏に絶妙なキックを放ち、インゴールに転がったボールをCTBオーウェン・ワトキンが押さえた。

 イタリアは74分、連続攻撃でNO8セルジョ・パリッセ主将からクイックパスをもらったSOトンマーゾ・アランがギャップを突き、右WTBエドアルド・パドヴァーニのトライを演出。

 しかし、序盤に得点を重ねていたウェールズが最終的には逃げ切る結果となった。

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