トップリーグチャンピオンの神戸製鋼コベルコスティーラーズが1月24日、2018年度の退部選手・退任スタッフを発表した。
ジャパンラグビートップリーグ2018-2019において、CTBでベストフィフティーンに選ばれる活躍をし、15シーズンぶりの優勝に貢献したアダム・アシュリークーパーが神戸を去る。3月に35歳の誕生日を迎えるアシュリークーパーは、シドニーを本拠地とする古巣・ワラターズの2019シーズンスコッドに名を連ねており、4年ぶりにスーパーラグビーでプレーする予定だ。CTB、WTB、FBと複数ポジションをカバーできる国際経験も豊富なユーティリティBKで、昨年、2年ぶりにオーストラリア代表に復帰し、11月のイタリア代表戦で117キャップ目を獲得。今年秋に日本で開催されるワールドカップへの出場も期待されている。
アシュリークーパーは早ければ来週中にもワラターズに合流する。
そして、元日本代表のCTB今村雄太(34歳)とFB正面健司(35歳)も退部が決定した。
12年在籍した今村は、昨年9月にリーグ戦通算100試合出場を達成。日本代表として39キャップを持ち、2007年と2011年のワールドカップでもプレーした経験がある。セブンズ日本代表としても活躍し、正面らとともに2010年のアジア競技大会で金メダルを獲得した。
正面はトヨタ自動車を経て、神戸製鋼には10年在籍し、リーグ戦通算118試合に出場。副将としてもコベルコスティーラーズを引っ張った。
同じく、かつて副将を務め、12年在籍したベテランWTBの大橋由和(34歳)も名門チームのジャージーを脱ぐ。チーム有数のパワープレーヤーだったLO清水佑(32歳)、ムードメーカーのSH田中大治郎(28歳)、キヤノンを経て2年在籍したLO芦谷勇帆(27歳)、シーズン途中に加入していたオーストラリア出身のPRエイデン・ロス(23歳)も退部が決まった。
そして、サンウルブズのアシスタントコーチを兼任していたスコット・ハンセン コーチ(アタック&BK)の退任も発表された。