ラグビーワールドカップ2019組織委員会は1月15日、大会ボランティア「TEAM NO-SIDE」のインタビュー・ロードショー(採用面接)参加者に採否通知をおこない、最終的に約1万3000人をボランティアとして採用することになった発表した。
募集は、昨年4月23日から7月18日まで実施し、募集予定人数が約1万人のところ、ラグビーワールドカップ史上最高の3万8000人を超える応募があった。そして、8月から12月まで全12開催都市にてインタビュー・ロードショーを実施し、グループワーク等を通じて採否を決定。募集予定人数を約1万人としていたが、少しでも多くの人に関わってほしいということで、最終的に約1万3000人をボランティアとして採用することになったという。
開会式と最多の8試合が開催される東京都のボランティア(概数)は2400人。決勝など7試合がある神奈川県・横浜市と、準々決勝などがおこなわれる大分県は1500人となっている。
<開催都市 大会ボランティア数(概数)>
■札幌市: 700人
■岩手県・釜石市: 700人
■埼玉県・熊谷市: 1400人
■東京都: 2400人
■神奈川県・横浜市: 1500人
■静岡県: 1000人
■愛知県・豊田市: 900人
■大阪府・東大阪市: 900人
■神戸市: 800人
■福岡県・福岡市: 700人
■熊本県・熊本市: 500人
■大分県: 1500人
ワールドラグビーのビル・ボーモント会長は、「どのラグビーワールドカップの中心にもボランティアがいて、観戦するファンを歓迎し、スタジアムの雰囲気を盛り上げます。今回、大会ボランティアとなった皆様が、ファンに日本のおもてなしの素晴らしさを伝え、大会を華やかにするでしょう。大会ボランティアである『TEAM NO-SIDE』のメンバーの活躍により、日本の良さが世界に伝わり、ラグビーワールドカップ2019日本大会が成功することを確信しております」とコメントした。
ボランティアに関する今後のスケジュールは、2月以降に各開催都市でオリエンテーションが実施され、Eラーニングによる研修などを経て、6月頃に活動日・活動内容等が決定。その後、活動研修(トレーニング)をおこない、開幕を迎える。
ボランティアは、各開催都市で下記の活動をおこなう予定。
■街なか&ファンゾーンガイド
開催都市の街なかや空港、駅、ファンゾーン、スタジアム周辺などにおいて、観戦客の方々を案内し、楽しませる重要な役割を担う。ボランティアの中では、最も多くの方々がこの活動に参加する。
■会場内観客サービス
スタジアム内において、観戦客の方々を案内し、楽しませる役割。街なか&ファンゾーンガイドと同じく、観戦客と直に接する活動となる。
■フリートサポート
大会関係者の移動車両の運転手や配車センターの運営サポートをおこなう。
■輸送サポート
スタジアム周辺の関係者駐車場の案内などをおこなう。
■関係者パス発行サポート
関係者パス発行センターで、関係者パスの発行や問い合わせ対応などをおこなう。
■VIP対応
ゲストの受付・案内やおもてなしをおこなう。
■メディアサポート
国内外のメディア・放送局の活動をサポートする。
■テクノロジーサポート
無線機の受け渡しや動作確認、ユーザーサポートなど、テクノロジー面で大会を支える。
■ケータリングサポート
スタジアム内において、スタッフ等の飲食の手配・運搬に関するサポートをおこなう。
■会場運営サポート
スタジアム内の運営本部にて、担当スタッフの活動をサポートする。
■スタッフサポート
スタジアム周辺に設置されるスタッフの休憩所等において、当日受付や休憩所の運営をサポートする。