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【花園】きょう準決勝。春王者・桐蔭は東福岡と激突

2019.01.05
総合力で頭一つ抜けた存在。桐蔭学園(撮影:牛島 寿人)

総合力で頭一つ抜けた存在。桐蔭学園(撮影:牛島寿人)

 きょう1月5日、第98回全国高校ラグビー大会が東大阪市・花園ラグビー場で準決勝が行われる。決勝は1月7日。

■全国高校大会(準決勝)
2019年1月5日(土)
12:45 大阪桐蔭 vs 流経大柏
14:30 東福岡 vs 桐蔭学園

 第1試合は接点の攻防がカギ。

 大阪桐蔭は昨年大会準優勝にして、春の選抜大会準優勝。今度こその思いは強く、チームのモードは日本一に向かって統一されている。選手も入れ替えながら戦い、あらゆる状況に備える。214得点は4強チーム中最多。接点の強さは大会随一の存在だ。

 流経大柏は初めて迎える準決勝だ。これまで6度にわたってチャレンジしてきた4強入りの壁を破り、チームは活力に満ちている。今大会は3回戦で京都成章、準々決勝で常翔学園とパンチのある相手を押さえてきた。その経験を生かし、持ち前のFWのまとまりと機動力を発揮したい。

 第2試合はともにテンポ、スピードを身上とするチーム同士。その展開力がぶつかり合う。

 桐蔭学園は攻撃時のコンタクトがFW、BKとも強くて巧み。幅広いアタックラインで相手を振り回し、スピードに乗れば止めるのは至難の業。SH小西泰聖主将は4強チーム中唯一のユースオリンピック代表(7人制)。4大会連続4強の経験知も大きなアドバンテージだ。

 東福岡は高校日本代表候補9名を擁するタレント集団だ。今年は小柄なぶん走り回るスタイルを貫いてきた。今大会も、中軸メンバーは固めてコンビネーションを高めつつ、入替も活用し消耗の度合いは低い。フィジカルの強さはディフェンスで光る。4強チーム中でこれまでの失点22は最少。たくましい守備は「ヒガシ」の伝統だ。

 Aシード3校はそれぞれ万全の態勢。唯一のBシードにして初4強、流経大柏の勢いにも注目だ。お昼すぎからの数時間が待ち切れない。

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