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【花園】準々決勝。春の覇者・桐蔭学園は天理と

2019.01.03
春の全国高校選抜を制している桐蔭学園(撮影:宮原和也)

春の全国高校選抜を制している桐蔭学園(撮影:宮原和也)

 きょう1月3日、第98回全国高校ラグビー大会が東大阪市・花園ラグビー場で準々決勝4試合を迎える。Aシードの桐蔭学園、大阪桐蔭、東福岡をはじめ、流経大柏、長崎北陽台など成長著しいシード勢も登場。準決勝のカードは第4試合終了後の抽選で決まる。決勝は1月7日。

■全国高校大会(準々決勝)
2019年1月3日(木)の予定
10:30 長崎北陽台 vs 東福岡
11:55 大阪桐蔭 vs 報徳学園
13:20 天理 vs 桐蔭学園
14:45 流経大柏 vs 常翔学園

 第1試合は九州対決。2年前の優勝校・東福岡と、長崎北陽台の対戦。東福岡は例年よりも体格が小柄な分、機動力を磨いてきた。長崎北陽台は部員29人と小さな所帯でありながら、的を絞った戦いで金星を狙う。6月の全九州大会決勝では東福岡52-10北陽台のスコアが残っている。

 昨年準優勝、今年の春の選抜大会 準優勝の大阪桐蔭と、報徳学園の対戦は近畿大会の決勝カード(3月/56-7)。早くも成熟した強さを見せる大阪桐蔭に、スピードあふれる報徳が成長ぶりをぶつける。

 まだまだ潜在能力を残す桐蔭学園はどこまで強くなるのか。そのプロセスに突き刺さりそうなのが、天理だ。2回戦で5トライを挙げたPR中山律希ら、能力の高い選手たちが固い結束で立ち向かう。天理は前回出場時の3年前にも準々決勝で桐蔭学園と対戦、12-31で敗れたリベンジはなるか。 

 流経大柏は試合ごとに風格を蓄えている。元トップリーガーの相亮太監督の指揮で常翔学園にチャレンジ。常翔学園は、今季地道に取り組んできた体力づくりが揺るぎない力となった。FWどうしがパワーでしのぎを削り、後半の勝負にどうつなげるか、試合運びにも注目だ。

 正月3日の関西勢はスタジアムの大きな声援も味方につける。新装なった花園ラグビー場の4試合、一つも見逃せない。

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