ラグビーリパブリック

中学生の大舞台。福岡が日本一に!

2018.12.31
優勝は福岡県代表。県内九つのラグビースクール・クラブから選手が集まった

優勝は福岡県代表。県内九つのラグビースクール・クラブから選手が集まった(撮影:松本かおり)

「セレクションから、1対1の圧力をかけられる選手を選んできました」と、福岡県代表の西清則 団長。京都府中学校代表を33-12で破り、4年ぶりの日本一に輝いた。

 12月31日、神戸ユニバー記念競技場で第24回全国ジュニア・ラグビーフットボール大会の決勝・各順位が行われ、第1ブロックでは福岡県代表が優勝を収めた。

▽第1ブロック決勝
福岡県代表 33 - 12 京都府中学校代表
▽第2ブロック決勝
茨城県中学校代表 26 - 22 神奈川県スクール代表
▽第3ブロック決勝(30日開催)
神奈川県女子代表 19 - 12 関東甲信越女子代表

 男子は第1ブロック、第2ブロック、女子は第3ブロック。男子計16チーム、女子4チームがトーナメント戦で覇を競った(各結果は下記。女子決勝は30日に開催)。

 第1ブロック決勝では、福岡県代表が京都府中学校代表に33-12と快勝した。開始6分から3連続トライで圧倒した福岡がまず見せつけたのは接点の強さ(30分ハーフ)。ボールをタテに、横に動かしながら京都のディフェンダーを巻き込み、パス、ランのうまさ速さも発揮して一気に得点差をつけた。

 京都は、ボールを自在に操り、味方同士の自在なコンビネーションで魅せるアタックが得意。2年前の本大会王者でもある。しかし前年は、第1ブロック最下位に沈んだ。本来のアタックに加え、フィジカル面の対応も身につけた結果、また決勝の舞台に駆け上がった。

「私達には、すぐ近くに東福岡(高校)のようなお手本があるのがありがたい」と、福岡の西団長。

 ハンドリングやランニングを高いレベルでこなすのは、いわば高校強豪県にある各スクールのスタンダード。その前提で、1対1の強さを求め9月から練習を重ねてきたという。福岡県代表のメンバーはその多くが東福岡に進学する見込みだ。

 2年前には、決勝で京都に敗れている福岡が、今回はたくましく鮮やかに王座を手中にした。

2018年12月31日(月)
■全国ジュニア大会(最終日)
▽第1ブロック(決勝)
福岡県代表 33 - 12 京都府中学校代表

▽第1ブロック(3・4位決定戦)
大阪府中学校代表 32 - 15 東京都スクール代表

▽第1ブロック(5・6位決定戦)
大阪府スクール代表 36 - 29 東京都中学校代表

▽第1ブロック(7・8位決定戦)
長崎県代表 46 - 0 兵庫県スクール代表

▽第2ブロック(決勝)
茨城県中学校代表 26 - 22 神奈川県スクール代表

▽第2ブロック(3・4位決定戦)
群馬県スクール代表 26 - 19 愛知県中学校代表

▽第2ブロック(5・6位決定戦)
鹿児島県代表 28 - 7 岡山県スクール代表

▽第2ブロック(7・8位決定戦)
新潟県スクール代表 55 - 0 三重県スクール代表

12月30日(日)
■全国ジュニア大会(2日目・女子最終日)
▽第1ブロック(準決勝)
京都府中学校代表 42 - 17 東京都スクール代表
福岡県代表 14 - 12 大阪府中学校代表

▽第1ブロック(5~8位トーナメント)
東京都中学校代表 38 - 22 兵庫県スクール代表
大阪府スクール代表 24 - 15 長崎県代表

▽第2ブロック(準決勝)
神奈川県スクール代表 42 - 14 群馬県スクール代表
茨城県中学校代表 40 - 5 愛知県中学校代表

▽第2ブロック(5~8位トーナメント)
岡山県スクール代表 41 - 12 三重県スクール代表
鹿児島県代表 15 - 10 新潟県スクール代表

▽第3ブロック(決勝)
神奈川県女子代表 19 - 12 関東甲信越女子代表

▽第3ブロック(3・4位決定戦)
九州北部女子代表 15 - 10 兵庫県女子代表

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