ラグビーリパブリック

【花園】シード校が登場、好カードだらけの2回戦

2018.12.30

大阪朝高(写真は28日の1回戦)は報徳学園と対戦(撮影:毛受亮介)

 きょう12月30日、第98回全国高校ラグビー大会が東大阪市・花園ラグビー場で2回戦全16試合を迎える。Aシードの桐蔭学園、大阪桐蔭、東福岡をはじめシード校13チームも登場する。決勝は1月7日。

■全国高校大会(2回戦)
12月30日(日)の予定
9:00 常翔学園 vs 桐生第一

9:30 関商工 vs 東福岡
9:30 新潟工 vs 茗溪学園
10:15 石見智翠館 vs 尾道

10:45 八幡工 vs 城東
10:45 長崎北陽台 vs 鹿児島実
11:30 桐蔭学園 vs 大分舞鶴

12:00 國學院栃木 vs 日本航空石川
12:00 札幌山の手 vs 中部大春日丘
12:45 早稲田実 vs 流経大柏

13:15 報徳学園 vs 大阪朝鮮
13:15 新田 vs 玉島
14:00 佐賀工 vs 京都成章

14:30 静岡聖光学院 vs 黒沢尻工
14:30 大阪桐蔭 vs 土佐塾
15:15 天理 vs 岡谷工

 9時キックオフの第1試合からいきなり好カード。常連校・常翔学園は、初出場ながら1回戦を110得点で突破した桐生第一と対戦する。

 前々回優勝の東福岡は関商工の挑戦を受ける。例年3冠を目指す東福岡は今季、春の選抜、夏の全国区7人制大会でも優勝を逃し「本番」花園での覇権奪取に懸ける。

 石見智翠館と尾道は師弟対決。今季限りで尾道を離れることが決まっている梅本勝監督は、かつて石見智翠館(当時は江の川高校)の指揮を執り、当時のコーチだった安藤哲治・現監督とともに、3年間ともに指導にあたった間柄だ。

 11年ぶりに初戦を突破した八幡工は、12年ぶりに勝利を挙げた四国の好チーム・城東と。上位を狙える実力を持つ長崎北陽台は鹿児島実戦で初戦を迎える。

 春の優勝校・桐蔭学園は名門・大分舞鶴の挑戦を受ける。大分舞鶴は同校を準優勝にまで率いた経験を持つ堀尾大輔監督が復帰して2年目、ディフェンスに懸ける。

 82年ぶり出場の早稲田実は好チーム・名護を破って2回戦に進出、夏に全国7人制大会を制した注目校・流経大柏に挑む。早実の指揮を執るのはラグビー中継などでファンにはなじみの深い『Jスポーツ』でプロデューサーを務める大谷寛ヘッドコーチ。

 毎年スピードとテンポあふれるゲームを展開する報徳学園は、FW・BKとも充実ぶりを示す大阪朝高と激突。上位常連の佐賀工が、ノーシードの刺客・京都成章と戦う14時の試合とともに、本日注目の一番だ。

 前回準優勝の大阪桐蔭は、土佐塾と。純白のジャージーで切れ味ある攻守を極める天理は、岡谷工との初戦を迎える。

 きょうの対戦で出場校すべてが「お披露目」を終える1日。上記以外にも見逃せない対戦が続く。勝ったチームは1月1日の3回戦にコマを進める。