今季、CTBからNO8に転向のソセフォ・ファカタヴァ。フィットネスも上がり、
ゴールキッカーとして成功率も高い。(撮影/松村真行)
1回戦の北海道大戦(108-0)に続いて勝利を手にした福岡工大。
WTB帆足海星らも活躍した。(撮影/松村真行)
朝日大も立ち上がりなど、高い攻撃力を見せたが勝利に届かず。(撮影/松村真行)
4T6G1PGで35得点。NO8ソセフォ・ファカタヴァの大活躍で福岡工大が全国大学選手権3回戦への進出を決めた。
12月1日、パロマ瑞穗ラグビー場でおこなわれた同選手権2回戦で朝日大相手に55-40。前半は22-21の接戦も、終盤に引き離した。
立ち上がりを制したのは朝日大だった。
開始1分、7分に大藪一真、村上連太郎の両WTBがそれぞれトライを奪って14点を先行する。見事な集中力だった。
しかし福岡工大は、その直後にファカタヴァがトライを奪い、落ちつく。そこから着々と加点して逆転した。
22-21とリードして迎えたハーフタイム、宮浦成敏監督は「取り急がず、もっとブレイクダウンに圧力をかけよう。FWでタテに出てオーバーラップ状態など、いい状況を作ろう」と声をかけた。
「今季は試合の入りがあまりよくなかった。立ち上がり、その悪いクセが出てしまった。スクラムなどこちらが上回っているところでもっと攻め入ろうと話しました」
互いに攻め合った後半。福岡工大は、3点リードの残り20分あたりから引き離しにかかった。
後半23分、30分にファカタヴァがトライを決め、34分に1トライを返されるも、37分にWTB.帆足海星がインゴールに入る。試合を決めた。
この勝利で福岡工大は、12月16日、3回戦で関東大学リーグ戦3位の流経大と戦う。宮浦監督は、「ボールを早いテンポで動かしたい。ディフェンスが鍵になる」と話した。